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米中古住宅販売、6月は予想以上に減少 供給不足で価格は過去最高

7/24(水) 1:00配信

ロイター

[ワシントン 23日 ロイター] - 全米リアルター協会(NAR)が23日発表した6月の米中古住宅販売戸数(季節調整済み)は年率換算で前月比1.7%減の527万戸と、市場予想である0.2%減の533万戸を下回った。供給不足から価格は過去最高値に上昇した。昨年に弱含み始めた住宅市場が持ち直しに苦戦していることを示唆した。

5月の数字は当初発表の534万戸から536万戸へ上方改定された。

中古住宅は住宅市場全体の約90%を占める。

6月の前年同月比は2.2%減だった。前年同月比は16カ月連続で減少している。

地域別では北東部と中西部が増える一方、西部と最も人口の多い南部は減少した。

中古住宅在庫は193万戸と、前月の191万戸から増えた。前年同月比は横ばいだった。

販売価格の中央値は前年同月比4.3%増の28万5700ドルと、過去最高値を付けた。

ジローのエコノミスト、マシュー・スピークマン氏は「手頃な価格帯の住宅在庫が少ない上、販売価格は上昇を続けている。予算が低めの買い手にとって手の届く物件は多くない」と述べた。

NARによると、価格が10万ドルを下回る物件の販売は前年同期比19%減少した。

6月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は4.4カ月で、前月の4.3カ月から増えた。通常6─7カ月が需要と供給の適切なバランスとされている。

また、初回住宅購入者が全体に占める比率は35%で、前月の32%、前年同月の31%から上昇した。エコノミストは40%が健全な住宅市場の動向を反映する水準とみなす。

住宅ローン金利が低下し、失業率が50年近くぶりの低水準にあるにもかかわらず、住宅市場は弱含んでいる。供給の低迷は続き、用地・労働力不足から低価格帯が特に不足。建材の値上がりも重しだ。先週発表された6月の住宅着工許可件数は2年超ぶりの低水準に落ち込んだ。

連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)によると、30年住宅ローンの固定金利は昨年11月に付けた7年超ぶりのピークである平均4.94%から3.81%に低下した。米連邦準備理事会(FRB)は来週、10年ぶりの利下げに踏み切ると予想され、住宅ローン金利はさらに低下するとみられる。

最終更新:7/24(水) 1:00
ロイター

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