ここから本文です

阪神 突然の鳥谷スタメン起用の狙いは

7/24(水) 16:40配信

東スポWeb

 阪神・鳥谷敬内野手(38)が23日のDeNA戦(甲子園)に「7番・遊撃」で先発出場。4打数2安打と奮起した。試合は守護神ドリスが9回に救援失敗し、延長12回6―6の引き分けに終わったが、鳥谷はかつての“仕事場”で好守も披露。スタンドを大いに沸かせたが、突然の先発起用の狙いは一体、何なのか。

 鳥谷のスタメンは4月14日の中日戦以来、実に100日ぶり。ここまで代打起用が大半の39試合に出場し、打率1割5分8厘だったが「いつかトリの力が必要になる時が来る」という矢野燿大監督(50)の思いに応えた。

 試合後、鳥谷は「(試合に)出ることは想定して練習しているので準備はできている。打席の感覚? 代打でやってきてるんで大丈夫」と話せば、指揮官も「(鳥谷の起用は)チームの状態とかいろんなことを考えた上で今じゃないかと判断した。次も? もちろん」と、今後のスタメン起用まで示唆した。

 チームはすでに自力優勝の可能性が消滅。苦しい借金生活の中“元生え抜きスター”の再起用方針が断行されたわけだが、色めき立っているのが球団フロントだ。

 ここにきて辛口の阪神OBから「若い野手の勢いは落ちている。こういう時こそ鳥谷の経験に頼れ」「(遊撃手の)木浪も北條も似たり寄ったりで力が足りない。今の2人なら他球団は鳥谷を起用された方が嫌なんじゃないか」など“トリ推し”の声が噴出していたこともあって「鳥谷を使えば今後(OBからの)うるさ型の声は減るし、文句は言われないでしょ。ファンの中にも鳥谷を使ってほしいという意見は根強いし、ファンは喜ぶと思う」(営業部)と見ているのだ。

 それだけではない。阪神OBの一人は「鳥谷は今年が契約最終年。引退がかかっている。来年もやれる戦力なのかどうかなど、進退を決めるのは本人でもあるが、現場もしっかり見極める必要もある。だから試合に出すべき」と指摘する。

 これまでの代打起用のみだけでは来季39歳の鳥谷も本音は不服だろうし、球団も力量が分析できないのも事実。スタメン起用が続けば来季の戦力検討にもつながるため「一石二鳥」でもある。

 鳥谷は衰えと戦いながらも再び輝きを取り戻せるか、見ものだ。

最終更新:7/24(水) 16:44
東スポWeb

こんな記事も読まれています

スポーツナビ 野球情報

MLB 日本人選手出場試合8/19(月) 19:00

あなたにおすすめの記事