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【巨人】原監督、采配決まった!代打・重信が千金のサヨナラ打…1000勝へあと2

7/24(水) 6:05配信

スポーツ報知

◆巨人6x―5ヤクルト(23日・京セラドーム大阪)

 原監督の采配が決まり、巨人が連敗を4で止めた。同点の9回無死一、二塁で、陽に代打・重信を送ったうえで、バントではなく強攻策。重信が左越えへプロ初のサヨナラ打を放った。初回には、東京五輪の4番候補の岡本、新5番・亀井のタイムリーなどで4得点。9回途中から抑えた中川が4勝目を挙げた。

 迷いは捨てた。重信は覚悟を決めて、思い切り振り抜いた。9回無死一、二塁。放った打球は、前進していた左翼手の頭上を大きく越えた。人生初のサヨナラ打だ。二塁を回ったところでナインにもみくちゃにされ、容赦なく水を浴びせられる。でも、痛さも冷たさも感じない。「一度ああいうことをされてみたかった。とても気持ちいいです」。びしょびしょになったヒーローはお立ち台で声高に叫んだ。

 指揮官の綿密な采配に、最高の結果で応えた。最後の場面、陽の代打として登場。与えられた作戦は強攻だった。バントも考えられるケースだが、京セラDの人工芝は、東京Dと違って毛足も短く打球を殺しにくい。重信の足なら、転がせば併殺の可能性が低く、三塁に走者を送れる。原監督は「どっちが確率がいいだろうと考えた場合、重信には足があるし、最初から思い切ってね。『できれば少したたきつけるぐらいの打撃をしてくれ』と言った」と説明。フルカウントとなって好球必打の意識を強めた結果、レフトオーバーの打球となったが、演出したのは若大将の采配の妙だった。

 打線の組み替えもハマった。19日からの広島3連戦では今季初の同一カード3連敗。再三の好機にあと一本が出ず競り負ける展開が続き、特に5番打者の成績は最近5試合で19打数2安打と深刻だった。「やっぱりこのところ5番、7番が滞っていた。少し動いてみようと」。原監督は不調の大城を5番から7番に下げ、直前の3連戦で15打数8安打と絶好調の亀井を5番に、1番には若林を入れた。

 初回、若林の左前安打から1死一、二塁とし、岡本の適時打で先制。さらに亀井も遊撃適時内野安打で続く。大城も二塁内野安打でつなぐなど、いきなり打者9人4得点の猛攻で主導権を握った。さすがの勝負強さを見せた“亀様”も「どの打順でもやることは変わりません」と頼もしい。

 チームは今季3度目のサヨナラ勝ちで、連敗は4でストップ。原監督にとっては、61歳となって迎えた初戦を白星で飾った。史上13人目の監督通算1000勝に、あと2とした。「中押し、ダメ押しの点を取るのと、あとは(相手の)ボディーブローは少なくしておかないとね」。ジワジワと5点リードを追いつかれたことを反省しつつ、それでも勝ちきった。嫌な流れは、間違いなく変わった。(西村 茂展)

最終更新:7/25(木) 23:40
スポーツ報知

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