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電通が出資したMERYの哲学と戦略 ユーザー激減でも成長する「規模より深さ」の理由

7/24(水) 16:53配信

BuzzFeed Japan

MERYが電通からの出資を受け、成長を加速させている。3年前の休止からの復活は、昔のMERYが蘇ったというだけでなく、この3年間のインターネットの「規模から深さへ」という変化を象徴してる。【BuzzFeed Japanシニアフェロー / 古田大輔】

2016年、著作権や記事の正確性などが問題視され、活動を休止したMERY。1年後に活動を再開した際にはニュースになったものの、それ以降はメディア業界でも大きな話題になることはなかった。

しかし、その間にもMERYは順調に成長し、電通も将来性を感じて出資を決めた。

だが、単純な数字だけで見ると、現在のMERYは休止前の旧MERY時代に遠く及ばない。月間の利用者数は2000万人だったのが、現在は440万人。4分の1以下だ。

なぜ、規模が小さくなってしまったMERYに電通は出資するのか。そこには単純な数字だけでは測れないネットの変化がある。

世界的な「規模から深さへ」の変化だ。

あの問題以後、ほとんど語られなかったMERYの変わらない哲学と変わった戦略について、取締役・コンテンツ本部長の藤田欣司さん(小学館から出向)と取締役・経営戦略本部長の砥綿義幸さん(DeNAから出向)に聞いた。

「規模から深さ」へ、熱量のビジネス

「昨年、MERYが開いたイベントに2000人のユーザーに参加していただいた。そこに来たMERYファンの熱量を電通の方にも見てもらいました。そこに新しいビジネス展開の可能性を感じてもらえたんだと思います」(砥綿氏)

熱量とは、ファンがどれだけMERYを愛しているか、深く刺さっているか、だ。PV(ページビュー)やUU(ユーザー数)と比べると数字で表現しづらい。

ただ、PVとUUだけでなく、一人のユーザーがどれだけたくさんMERYを読んでくれたかを調べる数値と比較してみると、こうなる。

新旧MERYのPVとUUの比較

PVをUUでわって一人あたりのPVを計算する

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最終更新:7/24(水) 16:53
BuzzFeed Japan

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