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「韓国が威嚇飛行」…居直ったロシア

7/25(木) 12:08配信

ハンギョレ新聞

「深い遺憾」…翌日に公式否定  居直って「韓国が威嚇飛行」の公文書を送る  大統領府「領空侵犯を立証する」

 ロシア政府が23日に発生した自国の軍用機の韓国領空侵犯を公式に否定し、韓国軍の対応処置がむしろロシア軍用機の安全を脅かしたと主張した。大統領府はロシア政府の主張に対し、「レーダー映像とパイロットの交信内容を確保している。領空侵犯の事実を立証するから、再発防止を約束せよ」と反論した。

 ユン・ドハン大統領府国民疎通秘書官は24日、ロシア政府が韓国国防部に送った電文を公開した。電文には「昨日(23日)、ロシアの航空宇宙局所属の戦略爆撃機や早期警戒管制機は計画された飛行を行った。韓国F16戦闘機2機がロシア空軍機に接近し、飛行航路を妨害して威嚇するなど、非専門的な飛行をした。韓国のパイロットらはロシアのパイロットと交信しておらず、警告飛行もしなかった」という内容が含まれている。「計画された航路に従って飛行しており、国際法を順守した。韓国空軍が類似の飛行を繰り返した場合は、対応措置を取ることも考える」と警告する部分もある。

 これに対し、ユン首席は、政府がパイロットの交信音声の内容やレーダー映像、警告射撃統制の音声を確保している点を強調し、「交信内容には(韓国の領空から)離れるよう求める韓国のパイロットの音声が含まれており、ロシア側の音声はない。(ロシア側に)資料を公開し、領空侵犯の事実を立証する。再発防止を約束せよ」と求めた。

 ロシア政府が送った「対応措置」という表現まで盛り込まれた電文は、領空侵犯を否定しながらも、韓国国防部に駐在武官を送って「深い遺憾」を示し、状況を見守る態度を示した前日の対応とは大きく異なる。国防部は「ロシア政府の主張は事実を歪曲しただけでなく、昨日外交チャンネルを通じて明らかにした遺憾の表明と正確な調査および再発防止のために努力するという立場と相反するものだ」と批判した。実際、ユン首席は同日午前の記者会見で、「ロシア次席駐在武官が23日午後3時、国防部政策企画官と面会し、『(領空侵犯)事態に深い遺憾を表明する。機器の誤作動で計画していない地域に進入したようだ』と述べた」と明らかにした。ロシアの駐在武官は「意図的に(領空を)侵犯したわけではない。適切な謝罪と遺憾表明は今後ロシア外務省や国防省、マスコミなどから発表されるだろう」と述べたという。しかし同日、ロシア政府が送った公式公電には、遺憾表明や機器の誤作動などの言及はおろか、韓国側に責任を転嫁する内容だけが盛り込まれていた。

 政府は25日、ソウルでロシア側とロシア軍用機による独島(日本名・竹島)領空の侵犯と関連した局長級実務協議を行う予定だ。両国の実務協議には、国防部の局長級当局者と駐韓ロシア大使館関係者が出席するという。国防部は今回の協議で、ロシア軍用機が独島付近の領空を侵犯したという事実を立証する関連資料を提示するものと見られる。政府当局者は「ひとまず早く(韓国が持っている)資料をロシア側に公開し、実務協議を通じて明確に是非を決めなければならない。再発防止が重要だ」と述べた。

 一方、ユン首席は、ロシア軍用機の独島領空の侵犯過程で、日本が「独島が日本の領土」と主張したことと関連し、「日本は日本防空識別圏(JADIZ)に基づいて立場を示してほしい。韓国の領空問題は私たちが答える部分」だと一蹴した。

ソン・ヨンチョル、ノ・ジウォン、ソ・ヨンジ記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:7/25(木) 12:08
ハンギョレ新聞

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