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坂東電線、ラオスで機器用電線生産。東南アジアの需要捕捉

7/26(金) 6:02配信

鉄鋼新聞

 機器用電線メーカーの坂東電線(本社・埼玉県朝霞市、社長・宮坂孝一氏)はラオスで電線の生産を始めた。台湾メーカーの既存工場の一部を賃借して押出機を2基導入。先月から量産を開始している。今後は現地での営業を強化しながら、拡大が見込まれる東南アジア地域の家電・車載機器などに関連する需要を捕捉。将来的にはラオスから日本への輸出も視野に入れる。
 同社では東南アジアの機器用電線需要について車載機器や家電向けので拡大を見込むほか、中国での人件費高騰による生産シフトを受け産業機器向けなどのニーズも高まると分析している。現地生産でコスト・納期対応力を強化し、生産材として増加が見込まれる機器用電線の需要を取り込んで事業を成長させる考えだ。
 ラオスへの立地については、東南アジアの中でも労務コストが小さいことや今後物流網の整備が進むこと、電線導体を供給する親密なサプライヤーが現地拠点を構えていることなどが決め手となった。坂東電線はすでに中国2カ所とタイに製造拠点を有しており、ラオスの新拠点は四つ目の海外工場となる。
 現地法人のバンドウデンセン・ラオは同国南部サワンナケート県に立地しており資本金は約100万米ドル。現在の生産設備は押出機2基だが、「受注拡大に合わせて撚線設備の導入など増強を進める方針」(宮坂社長)としている。
 今後は工場建屋を所有する台湾の電線メーカーと現場管理や資材調達などでのシナジー創出も進める。併せて日本向けの製品供給や、ケーブルを並べてシート状に加工した配線部材FFC(フレキシブル・フラット・ケーブル)の生産も検討する。

最終更新:7/26(金) 6:02
鉄鋼新聞

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