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がん患者の遺伝子を調べて、その人に合った治療薬をつくる「がんゲノム医療」って?

7/26(金) 17:50配信

ファイナンシャルフィールド

がん患者の遺伝子を網羅的に調べ、より効果的な治療につなげる「がんゲノム医療」が大きく進歩しており、厚生労働省も体制の整備を進めています。

がんゲノム医療は誰もが利用するものとは言えませんが、医療保険やがん保険に先進医療特約を付加しているのであれば、これを活用する機会の一つになる可能性があります。そこで、今回はがんゲノム医療についての基礎知識と、治療に関連するお金の話について解説します。

「がんゲノム医療」とは

がんゲノム医療とは、がん患者の遺伝子を調べてその人に合った治療薬を見つけ、従来よりも高い治療効果を狙う一連の医療行為です。がんゲノム医療の主軸を担うのは、遺伝子情報を「網羅的に」調べる「がん遺伝子パネル検査」です。

従来、がんの遺伝子は一つまたはいくつかを調べることで治療に役立てられていましたが、遺伝子解析の技術が進歩したことにより一度に多数の遺伝子を調べることができるようになりました。

この技術を活用することで、患者一人ひとりに合った治療薬を見つけることができるようになってきています。

がん遺伝子パネル検査はどんながんの治療でも行われるわけではなく、通常は標準治療がない場合や、標準治療が終了していて新たな薬物療法を希望する場合など一定の条件に当てはまったときだけです。

がん遺伝子パネル検査の結果を活用すると、場合によっては治療成績の向上が大きく期待できるということもあって、厚生労働省はがんゲノム医療の体制を早急に整備する方針を打ち出しています。

がん遺伝子パネル検査は高額だが、先進医療特約が使えるケースも

がん遺伝子パネル検査はとても役立つものですが、検査を受ける上ではその費用の問題があります。2019年6月から一部の遺伝子パネル検査が保険適用されました。これについては高額療養費制度が使えるので患者の費用負担はかなり抑えられますが、まだ一部のみにとどまっています。

遺伝子パネル検査が自由診療として行われる場合、その費用は50~100万円くらいが相場です。そのため、検査を受ける時点で二の足を踏んでしまうかもしれません。

ただ、遺伝子パネル検査の一部は先進医療に指定されています。この場合、医療保険やがん保険に先進医療特約を付加していれば、技術料と呼ばれる固有の費用については保険会社から給付金を受け取ることができます。

ただし先進医療特約を契約していても、すべての遺伝子パネル検査が対象になるわけではありません。あくまで所定の要件を満たしているものに限られますので過剰な期待は禁物です。

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最終更新:7/26(金) 17:50
ファイナンシャルフィールド

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