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「経産省はどうなっているのか」田中康夫が没落する日本に警鐘

7/27(土) 20:13配信

TOKYO MX

TOKYO MX(地上波9ch)朝のニュース生番組「モーニングCROSS」(毎週月~金曜7:00~)。7月15日(月・祝)放送の「オピニオンCROSS neo」のコーナーでは、作家の田中康夫さんが“世界市場における日本の現状”について見解を述べました。

◆世界市場で低迷

「日本経済新聞」は7月8日(月)付けの紙面で「クラウドサービス」「監視カメラ」「医薬品」「自動車」など74品目の世界市場シェアのデータを発表しました。

この「主要商品・サービスシェア調査」(2018年)では、中国勢がスマートフォンなど9品目でシェアを拡大。一方、アメリカ勢のシェア拡大は8品目となっており、中国とアメリカ企業が拮抗するなか、韓国や台湾の企業の躍進も目立つ結果となっています。

今回の調査において、主要ハイテク8品目(「大型液晶パネル」「有機ELパネル」、「携帯通信インフラ」「ディーラム」「サーバー」「ルーター」「パソコン」「スマートスピーカー」)のベスト5に日本の企業は入っていません。

また「化粧品」や「腕時計」「スマートウォッチ」に加え「医薬品」の分野でもデンマークやイスラエルといった小国の企業がベスト5入りしているにも関わらず、日本の企業名はなかったそう。

◆「次の一手をどうするか考えないと」

さらには、もともと日本の企業が作った「太陽光パネル」や「風力発電」にも日本企業はなく、田中さんは「冷静にこの現実を見た上で、日本は次の一手をどうするか考えないと」と指摘。さらには「これが大変だって議論にすらならないところがスゴイ」と揶揄します。

ちなみに、日本企業がベスト5を独占したのは「デジタルカメラ」と「レーザー複写機」のみ。また「即席麺」はベスト5に2社入っているものの、パーセンテージでは台湾のほうが上でした。

◆「即席麺」も台湾が上位

2018年、経済産業省は産業革新投資機構(JIC)の社長に田中正明氏を選び、彼は「ゾンビ企業の延命はしない」と明言しています。しかし、田中氏はその後「やっていられない」と同機構を辞任。

その背景には、「ゾンビ企業『ジャパンディスプレイ』『ルネサスエレクトロニクス』にいっぱいお金をつぎ込んだけど、今どうなっているのかと言えば『中国買ってください』『韓国買ってください』という状況」とJICの内情を明かします。一方でINCJ(旧産業革新機構)は「打ち出の小槌だから安泰」という現状に嫌悪感を示します。

田中さん曰く、経団連加盟企業は官民ファンド「クールジャパン機構」から膨大なお金をもらっているとか。国民の税金が有意義に使われ、日本が世界市場で躍進できるならばいいものの、そうではない現状に「経済産業省はいったいどうなっているのか」と憤りを隠せません。

◆「なんでもいいから日本らしさをバズらせて!」

この状況を打破するには、経済産業省をはじめとする役所、あるいはそのトップやリーダーの改善を求めます。信賞必罰が必要であり「国民のため、という気持ちがないからこういう形になっている」と言い、さらには世界市場で中国や韓国に後塵を拝している状況に「日本も悔しかったらこれをなんとかしないと」と述べていました。

作家で歌手のちゃんもも◎さんは、今の若者は日本よりも韓国のファッション・コスメに傾倒していると言います。過去には「カワイイ・カルチャー」の流行により原宿が注目を集めていましたが、今や修学旅行などでも韓国系の商品が多い新大久保が人気だそう。それだけに「なんでもいいから日本らしさをバズらせてほしい!」と話していました。

最終更新:7/27(土) 20:13
TOKYO MX

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