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最近耳にする「TPI」ってなんのこと? プロゴルファーが講習会に潜入して学んだこと

7/31(水) 16:34配信

みんなのゴルフダイジェスト

最近、レッスンプロなどのプロフィール欄で目にすることが増えた「TPI LEVEL1」といった肩書き。これって一体なんのこと? プロゴルファー・中村修が横浜で開催されたTPIの二日間の講習を取材した。

世界ランク40位のうち35名のチームに「TPI」資格所持者がいる一大勢力

TPIとは「タイトリスト パフォーマンス インスティテュート」(以下TPI)のこと。元々はタイトリストがスポンサードしたフィジカル、スウィング、クラブなどの研究や開発を目的に設立された施設ですが、世界中でワークショップを開催しており、「認定プロフェッショナル」を多く世に送り出しています。

レベル1とかレベル2というのは、文字通り、どれくらい高いレベルの知識や技術を習得するかの目安。私が資格を持っているPGA(日本プロゴルフ協会)にもA級、B級といった区分がありますが、それに近いかもしれません。

講習は世界24か国で開催しており「TPI認定」を受けたインストラクターは2万2千人。リッキー・ファウラーは14歳、ジョン・ラームは16歳からTPIで指導を受けており、世界ランク40位以内のプレーヤーのうち35名のチーム内にTPIの認定を受けたコーチがいるというから驚きです。

ただ、必ずしもプロ専用というわけではなく、ジュニアゴルファーからシニアプレーヤーまで幅広くプレーヤーを健康でよりよいゴルフライフに導いているとのこと。それだけに、受講者はゴルフインストラクターだけでなくトレーナーや理学療法士など、フィットネス、メディカルの分野からも数多くみられました。

TPIを創設したグレッグ・ローズ博士は選手をサポートするコーチの役割を、自動車レースのF1にたとえて説明してくれました。

「ゴルフにおいてはプレーヤーが車体でドライバー役はゴルフコーチ。コーチの一番の仕事はその車体を最大の力で最大のスピードで走らせること。そのためには様々な車体のメーターを読み取らなければなりません。

私はコーチとしては読み取らなければならない点は4つあると考えています。第1に技術について。スウィングを見て何が課題なのか、どうすれば改善できるのか。第2に道具。道具を見てそのプレーヤーにマッチしているのかを読み取ること。第3にメンタル。選手との人間関係を構築しメンタル面でのサポートをすること。そして第4は身体能力です。プレーヤーの身体能力を評価しスウィングに対する影響を見ます」(グレッグ)

このようにコーチには4つの読み取るべき“メーター”があるにも関わらず、世界中のコーチのほとんどはスウィング面のコーチしか行っていないのが現状だと博士は指摘します。そこで、これら4つの面からプレーヤーをサポートするメソッドを構築しているというのです。

「TPIの哲学の1つ目は、チームの考え方です。、F1レースでいうピットクルーであるところのフィジカルトレーナーや医療関係者と連携してプレーヤーをベストなコンディションにして、その上でゴルフコーチが速く走ることができるようにする。それぞれのクルーが連携しチームで優勝を成し遂げることが大切なんです」(グレッグ)

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最終更新:7/31(水) 16:34
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