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米厚生省とFDA、安価な医薬品輸入に向け準備ー薬価引き下げ目指す

8/1(木) 10:32配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 米トランプ政権は薬価引き下げに向けた取り組みの一環として、海外からの安価な医薬品の輸入に門戸を開く準備に入った。

米厚生省と食品医薬品局(FDA)は7月31日、元来は海外市場向けの一部医薬品について米消費者に販売することを認める「安全な輸入行動計画」を公表した。同計画の下、米政権はFDAに承認されている薬の特定のバージョンをカナダから輸入する方法をまとめた州や卸売業者、薬局の試験プロジェクトを認可するためのルールを提案する。

海外から低価格の薬剤を輸入する構想は、処方薬の価格抑制に向けた動きが広がりを見せる中で、超党派でますます大きな支持を集めている。トランプ大統領はこの案に賛成の立場で、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)ら一部の民主党大統領候補も支持を表明している。

輸入医薬品の販売を認めれば公衆衛生と安全性が脅かされるとの批判もあるが、アザール厚生長官は世界のサプライチェーンに変化が見られており、こうした政策転換は妥当だとの見解を示した。

一方、製薬業界は今回の構想にすばやく反応し、抵抗する姿勢を示した。米国研究製薬工業協会(PhRMA)のスティーブン・ユーブル理事長はこの計画はあまりにも危険だとし、米政権は患者の自己負担軽減に照準を定めるべきだと主張した。

原題:Health Agencies Set Stage for U.S. to Import Cheaper Drugs (2)(抜粋)

(c)2019 Bloomberg L.P.

Myah Ward

最終更新:8/1(木) 10:32
Bloomberg

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