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女の子たちよ、世界を変えろ。未来を広げるかもしれない1冊の本の話

8/2(金) 7:30配信

BuzzFeed Japan

<これは世界中の女の子たちに向けた、戦いへの呼びかけです。そう、世界を変える人間になるために、プログラミングを学ぶのです。>(謝辞より)

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世界12カ国で発売されている女子のためのプログラミング入門本の日本語訳が、「Girls Who Code 女の子の未来をひらくプログラミング」(日経BP)として発売されました。

原著者のレシュマ・サウジャニさんは、主に10代の女子にプログラミングを教えるNPO「Girls Who Code」の創設者。放課後や夏休みにプログラミングクラブを開き、女子中高生の興味を形にする支援をしています。

この本を訳した鳥井雪さんは、ひとりの現役プログラマーであり、2歳の娘を持つ母でもあります。

「日本でもプログラミングに興味を持つ女の子がもっと増えてほしい」――鳥井さんに、本に込めた思いを聞きました。

徹底的に「女の子を応援する」本

――自分が中高生の頃にこんな本が読みたかった! と思える素敵な1冊でした。鳥井さんがこの本に惹かれた理由を教えてください。

やっぱり、徹底的に「女の子を応援してくれていること」ですね。

プログラミングの知識を身につける本はたくさんありますが「これを身につけることで、こんな風に世界が広がるんだよ!」というメッセージに貫かれている本は、私は初めて見た気がします。

すぐに何かが作れるようになる本ではないけれど、「プログラミングでモノを作るとはどういうことか?」の入り口の考え方、そして必要な姿勢を知るにはとってもいい本だと思います。

――ソフトウェアエンジニアとして働く中で、鳥井さんご自身も「女の子を応援する」必要は感じますか?

そうですね、まだまだ男性主体の業界ではあると思います。

世の中はどんどん、プログラミングによって作られたツールで動くようになってきているのに、作る現場に女性がいないとそれだけ女性からの視点が抜け落ちてしまう、という要素はまずありますよね。私が働き始めた頃から比べたらだいぶ変わってきてはいますが!

「女性」という立場だけでなく、人には「その人だから持てる目線・発見できる問題」というのがあると思っています。例えば子育て世代にしか実感できない問題、介護が始まってからしかわからない問題など。

「その人だからわかる問題」の解決を、コンピューターで動くツールに反映させるために、さまざまな立場の人がプログラミングの力を持つことが大切だと考えています。

加えて、私が心配しているのは「そもそも今、女の子の進路の選択肢としてプログラマーが視界に入ってないんじゃないか?」という点です。

例えば、女の子たちが両親や、おじいちゃんおばあちゃんに「女の子だからパソコンなんて詳しくなくていい」「そんなに勉強しなくていい」と言われることって今も少なくないと思うんですよ。お母さんが「ちょっとパソコンわかんない人」として扱われて、自然と自分をそっち側に重ねちゃうとか。

――フィクションの世界でもよくある描写ですね。

「技術者=男性」というイメージのもと、そう言われ続けると少なからず苦手意識を持ってしまうし、「プログラマーなんて自分たちと無縁の仕事だ」と刷り込まれてしまいますよね。

そうじゃない、「向いてない」なんてことないんだよ、女の子たちが自分の手でテクノロジーを学ぶとこんなことができるよ、と何度も何度も伝えてくれているのが、この本はすごくいいなと思います。

だから、女の子自身はもちろん、娘を持つ保護者や、中高生に接する先生にぜひ読んでほしいです。彼女たちが「プログラマーになってみたい」と言い出した時に選択肢を狭めないでほしい、怖がらないでほしい。

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最終更新:8/2(金) 7:30
BuzzFeed Japan

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