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酷暑で夏祭りの規模縮小相次ぐ 熱中症を警戒して対応さまざま 参加者からは落胆の声も

8/2(金) 6:04配信

上毛新聞

 最高気温が連日、35度を超える酷暑が続く中、参加者らの熱中症を防ごうと、群馬県内の夏祭りやイベントで中止や規模縮小が相次いでいる。炎天下で長時間の出演が見込まれる子どものパレードなどが対象。猛暑だった昨年に続いて縮小を決めた地域もある。出演を楽しみにする子どもや保護者からは落胆の声も聞かれるが、熱中症とみられる症状で救急搬送される人は後を絶たない。関係者は「安全面に配慮した」と苦渋の判断をしている。

◎「残念…」「安全に配慮」 子どもパレードなど中止や縮小

 桐生八木節まつり協賛会の「子どもみこしまつり委員会」は2日に開催予定だった同まつりを中止すると発表した。市内の園児ら300人以上が中心街を練り歩く「子どもみこしパレード」、クイズ大会やシャボン玉遊びを行う「キッズフェスティバル」が予定されていた。

 環境省が発表する暑さ指数で、桐生の2日正午~午後6時は「危険」に達しているため、中止を決めた。担当者は「園の関係者からは『せっかくみこしを手作りしたのに残念』という声がある。ただ、多くの幼児が参加するので、安全に十分配慮して中止を決めた」と打ち明けた。

 毎年、大勢の人でにぎわう高崎まつりも暑さ対策に万全を期す。3日の式典は気温が上昇する時間帯を避け、午後4時すぎから開く。山車の巡行路を昨年の半分程度に短縮し、救護所の数や常駐する医師を増やす。ミスト扇風機も昨年の3倍となる50台にし、散水の量を拡大する。

 伊勢崎市で3、4の両日に開かれる「境ふるさとまつり」はパレードや屋台乗車体験を中止。10、11の両日に予定される「いせさきまつり」はパレードを実施しない。3日から始まる沼田まつりも小学生のマーチングパレードを中止した。

 1日に開幕したみどり市の大間々祇園まつりでは、例年、午後1時半から行っていた「チビッ子みこしパレード」を同4時開始とし、民謡踊りパレードの開始時刻も遅らせた。

 前橋地方気象台はアスファルトの照り返しの熱で、地表付近は非常に高温になる恐れがあると指摘。「日陰でも気温が高くなると予想される。万全の熱中症対策をしてほしい」としている。

最終更新:8/2(金) 6:04
上毛新聞

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