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あいちトリエンナーレに「安倍首相と菅官房長官の口をヒールで踏む作品」は誤り

8/2(金) 18:12配信

BuzzFeed Japan

従軍慰安婦や昭和天皇などに関する展示がされていることから批判が相次いでいる、国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」。そこに、安倍晋三首相と菅義偉官房長官と見られる人物の口をハイヒールで踏む作品が展示されているとの情報がネット上で拡散している。しかし、結論から言えば、これは「誤り」だ。トリエンナーレ実行委が公式に否定した。【BuzzFeed Japan / 瀬谷 健介】

あいちトリエンナーレは、3年に1度開かれている国際芸術祭。文化庁などの助成も受けており、今年で4回目。今回の芸術監督は、ジャーナリストの津田大介さんが務めている。

企画展「表現の不自由展・その後」では、これまで各地の美術館などで撤去されてきた展示物を並べて展示した。

しかし、その中に従軍慰安婦の女性をモデルにした「平和の少女像」や、「昭和天皇と推定できる」写真を燃やした「焼かれるべき絵」が展示され、トリエンナーレ実行委に批判が殺到。

国際芸術祭に共同出資している名古屋市の河村たかし市長が現地を視察し、「少女像」の展示を中止するよう求める方針を明らかにするなど、波紋が広がっている。

この騒動に混ざってネット上で拡散したのが、安倍首相と菅官房長官と見られる人物の口をハイヒールで踏む作品の画像だ。

Twitterで拡散されると、まとめサイトが記事を配信するなどし、さらに情報が広がった。

まとめサイト・保守速報は《【酷すぎる】愛知トリエンナーレ2019 昭和天皇を焼く、安倍総理をヒールで踏みつけるオブジェ展示。慰安婦像も。津田大介が芸術監督(動画あり)》として記事を配信。

この記事は2日午後5時半現在、FacebookやTwitterで計約7000件シェア(計測ツールBuzzSumoによる)されている。

「侮辱する作品」

しかし、これはそもそも誤りだ。

この作品は現代美術作家の竹川宣彰氏による作品『Eat this sushi, you piece of shit』で、過去も含め、「あいちトリエンナーレ」にて展示された事実はない。

トリエンナーレ実行委は2日、記者会見を開き、「安倍首相や菅官房長官を侮辱する作品が展示されている」ことが「誤情報」だとする公式見解を発表した。

《安倍首相や菅官房長官を侮辱する作品が今期の企画で展示されている誤情報がネットには流れていますが、事実と異なります。過去のあいちトリエンナーレで展示されたこともありません》

あいちトリエンナーレと竹川氏のHPによれば、竹川氏は「あいちトリエンナーレ2017」において自身の作品を出品しているが、同作品ではなかった。

最終更新:8/2(金) 18:12
BuzzFeed Japan

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