ファイナルファンタジーから与謝野晶子、アメリカ人気コミックのマーベルの作家にまで影響を与えた芸術家がいる。チェコの芸術家、アルフォンス・ミュシャだ。華やかな世界観を描く彼の作品は、100年を超えて愛され続けている。
【写真】線が美しすぎる…!100年前のポスターに泣いた
そんなミュシャの没後80年を迎えた今年、ミュシャが人々を魅了する理由と、作品に込めた思いを紐解く『みんなのミュシャ ミュシャからマンガへー線の魔術』が、渋谷の「Bunkamura ザ・ミュージアム」で始まった。
【藤原哲哉/ BuzzFeed 】
華やかな想像の世界を見る人に感じさせるミュシャの作品は、これまで多くの人たちを魅了してきた。人気ゲーム「ファイナルファンタジー」でキャラクターデザインを手がける天野喜孝さんも、その一人だ。
天野さんは、今回の展覧会に以下のようなコメントを寄せている。
「ミュシャの描いたファンタジーの世界に触発されて、現実の世界でなく、想像の世界、神話性のある世界というものを描きたいと思いました。例えば美しい女性、それを取り巻く様々な魔物とか、モンスターとか、あるいは妖精も」
会場には、天野さんの作品『ファイナルファンタジーXIV 嵐神と冒険者』が展示されている。こうして並べてみると、ミュシャの作品で連作<四芸術>の『舞踏』(1898年)と、よく似た構図をしていることがわかる。
この構図が、ミュシャの特徴のひとつだ。後ろの円環と人物を合わせるとQの形をしているため、「Q型方式」と呼ばれる。安定感のある構図とされ、後世のアーティストたちのお手本になった。
「円や渦巻き模様など、短い反復で繰り返される線の形を見ると、人々は目に心地いいと感じ、美として認識するーー。ミュシャが特に主張したのがそのことでした」
そうBuzzFeed Japanの取材に話すのは、今回の展覧会を監修した、ミュシャ財団のキュレーター・佐藤智子さんだ。
ミュシャは美しさを表現するために構図を研究していた。代表作『モナコ・モンテカルロ』(1897年)は、ミュシャの研究が反映された、重要な作品の一つだ。
最終更新:2019/8/3(土) 8:25
BuzzFeed Japan





















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