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海沿いを走るとクルマは錆びる? 愛車を塩害から守るための対策とは

8/3(土) 7:30配信

くるまのニュース

錆びやすいクルマの下回りはどう対策する?

 海沿いの道を走ったりすると、クルマが錆びやすいといわれています。潮風に当たるなどしたクルマは錆びるのでしょうか。

海へのドライブでは気を付けたい 錆びる前の予防方法(画像11枚)

 クルマのボディや下回りなどは、鉄などの金属製パーツで構成されています。クルマにできる錆は、この金属パーツが酸化して発生したものです。

 潮風や海水には塩分(塩化ナトリウム)が含まれており、塩分にはボディにできている薄い酸化の層「酸化膜」を破壊して金属パーツの酸化を進行させる働きがあるので、塩害とも呼ばれる錆を発生させる原因になります。

 海沿いなどをドライブしたくらいでは錆は発生しませんが、常に潮風にさらされているような状態では、錆が発生しやすいといえるでしょう。

 大切な愛車を塩害から守るために、どのような対策をしたらよいのでしょうか。

 有効な手段として、洗車をすることがあげられます。目が届きにくい下回りを念入りに洗い流すことで、塩分による酸化の促進からクルマを守ることができるのです。

 洗車をする際は、たっぷり水を使うことがポイント。洗車をしたあとは、十分に乾燥することも重要です。水にも錆を発生させる作用があるので、洗車後には水分を拭き取りましょう。

 また、洗車後に有効なのがコーティングです。液体タイプの「ガラス系コーティング」が使いやすいでしょう。

 コーティング剤は、ボディだけでなく、未塗装の下回りやボンネットの裏側、ヒンジなど金属パーツに塗っておくだけで、酸化を遅らせて錆の発生を抑える効果が期待できるといいます。

高い防錆効果が期待できる「シャシブラック」「アンダーコート」とは

 錆に対してしっかりと対策をする場合、「シャシブラック」と呼ばれる防錆剤や、さらに強力な「アンダーコート」を施工するのが有効です。

 シャシブラックは、クルマの塗装面以外のむき出しの下回りを保護する専用の液体タイプの防錆剤です。その名の通り、真っ黒に塗りつぶされるのが特徴で、油性と水性があり、カー用品店などでも販売されています。

 スプレータイプなので手軽に施工できるのがメリットですが、一方で、目に見えない部分は塗りづらく、塗っていないところから錆が発生してしまう可能性があります。しっかりと施工するなら、プロに任せるのが得策かもしれません。

 自動車整備工場のスタッフは、次のように説明します。

「シャシブラックはスプレータイプも販売されていて、DIY感覚でできるのが魅力です。ただ下回り全体にしっかりと施工する必要があるので、クルマをリフトアップできる施設でおこなうのがよいでしょう。設備が整っているプロの業者に任せた方が、結果的に安く済むかもしれません。

アンダーコートは、塩分が付着しやすい海に行楽に出かけたときだけでなく、ウインタースポーツを楽しむ人にとっても有効です。雪道で使われる凍結防止剤(融雪剤)は塩化カルシウムが含まれているので、クルマが錆びる原因になります」

 またシャシブラックより多少値は張りますが、より保護効果が高いアンダーコートを施工する方が防錆効果も期待できるといいます。

※ ※ ※

 シャシブラックやアンダーコートの施工は、強い防錆効果のみならず、走行中にできる小傷や泥水などでついた汚れからアンダーボディを守ってくれる効果もあります。

 クルマをケアする場合、どうしても目につきやすいボディに集中しがちですが、錆対策に関しては「見えない部分にこそ対策が必要」という意識が大切といえそうです。

くるまのニュースライター 金田ケイスケ

最終更新:8/3(土) 22:05
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