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沖縄のB級グルメ「ポークたまごおにぎり」 - スパムを下茹でする理由

8/4(日) 11:50配信

マイナビニュース

沖縄では「ポークたまごおにぎり」が大人気だそうです。スパムと卵焼きを挟んだおにぎりのことで、もともと沖縄県民が愛してやまないソウルフード。それが2年前に、那覇空港内に専門店ができたおかげで、あらためて人気が沸騰しているとか。

【写真】スパムを使ったポークたまご定食

でも私、実はスパムがちょっと苦手。あの独特の匂いがダメなんです。そんな話を缶詰博士にすると「下茹ですれば解決します。匂いと塩気が抜けてマイルドになりますよ!」とのこと。そんな解決法があったとは知りませんでした。

実はシンプル製法

豚挽肉を味付けし、でんぷんで固めた缶詰をポーク・ランチョンミートという。その代表はスパムであります。

パンチの効いた塩辛い味ゆえジャンクフードと思われているが、実はそうでもない。原材料は豚もも肉がベースで、味付けは塩&砂糖。添加物は加工でんぷんと亜硝酸Naのみ。意外とシンプルなのだ。

(亜硝酸Naは肉の色を鮮やかに保ち、食中毒菌の繁殖を防ぐ)

しかし、エッジの立った塩味は人によっては強すぎると感じるかもしれない。そこで提案したいのは、スライスしたあと茹でるというひと手間であります。

ぱんぱんに詰まってる

さあ本日もご唱和ください。開缶!

リカちゃん人形的な色の肉がぱんぱんに詰まっている。一体どうやって取り出せばいいのか分からないほどの詰まりようではあるが……。

コツを覚えればするっと出る

こうして缶の角を対角線上にぐいぐい押すと、肉と缶のあいだに隙間ができる。何度か押しているうちに隙間は大きくなり、最後は逆さまにすればするっと出てくるはずだ。
切り口で手を切らないようにご注意願いたい。

1分でOK

好みの厚さにスライスしたのち、沸騰した湯に入れて1分茹でる。この下茹でをすることによって、脂と塩気、匂いがかなり抜けるのだ。また、肉がふわりと柔らかくなるので、あとで他の味を加えても染み込みやすくなる。

ケチャップが合う

かくのごとし。沖縄の定食料理「ポークたまご」であります。焼いたスパムに卵焼き等を添えただけだが、これだけで白ごはんがぐいぐい進んでしまう。ケチャップがよく合いますぞ。

海苔も合う

かくのごとし、その2。沖縄で人気再燃焼中の「ポークたまごおにぎり」であります。スパムと海苔、卵焼きが基本だけど、ほかに味付け味噌を加えたり、ゴーヤや野菜を挟んだりと、バリエーションは無限であります。

沖縄の人びとはポーク・ランチョンミート缶を毎日のように使っている。あまりにも身近な存在なので、単に「ポーク」と呼んでいるくらいだ。じゃあ生の豚肉はいったい何と呼んでいるのか非常に疑問だが、その答えはぜひ、沖縄に行って確かめてみてくだされ。

缶詰情報

沖縄ホーメル/スパム減塩198g

参考価格350円(税込み)

一部のスーパー・コンビニやネット通販で購入可


黒川勇人/缶詰博士


昭和41年福島県生まれ。公益社団法人・日本缶詰協会認定の「缶詰博士」。世界50カ国以上・数千缶を食している世界一の缶詰通。ひとりでも多くの人に缶詰の魅力を伝えたいと精力的に取材・執筆を行っている。テレビやラジオなどメディア出演多数。著書に「旬缶クッキング」(ビーナイス/春風亭昇太氏共著)、「缶詰博士が選ぶ!『レジェンド缶詰』究極の逸品36」(講談社+α新書)、「安い!早い!だけどとてつもなく旨い!缶たん料理100」(講談社)など多数。


公式ブログ「缶詰blog」とFacebookファンページも公開中。

缶詰博士

最終更新:8/4(日) 11:50
マイナビニュース

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