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「周期律」発見150年、元素研究の歩み紹介 敦賀で記念展

8/4(日) 10:57配信

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 元素の化学的性質が一定の法則で変化する「周期律」が発見されてから150年を記念した「国際周期年表2019特別展」が8月2日、福井県敦賀市の福井原子力センターあっとほうむで始まった。周期表の変遷や元素発見の歴史、さまざまな周期表作品などを紹介している。12日まで。

 周期表の成り立ちや元素の重要性に興味を持ってもらおうと、日本化学会国際周期表年実行委が企画した。同館を皮切りに来年4月まで全国15カ所を巡回する。

 ロシアの科学者メンデレーエフは1869年、元素を原子の量で並べると元素の化学的性質が一定の周期で変化する法則「周期律」を発見。元素の性質が似ているものが同じ列になるように配列した周期表を作り、当時はまだ発見されていないが、存在するであろう元素を予測して表に空欄を作った。その後の研究でガリウムやゲルマニウムなど空欄に当てはまる元素が見つかったほか、新たな元素が随時加えられている。

 展示では、元素や周期律に関する研究の歩みをパネル約10枚で紹介。約150年前にメンデレーエフら化学者が作成した周期表が5種類ほど並んでおり、変遷を見て取ることができる。江戸時代後期に日本で元素の研究をしていた蘭学者宇田川榕菴(ようあん)らについても紹介している。このほか、芸術家らが手掛けた立体的な周期表作品8点も展示。元素の特徴を積み木に書いて組み立てた遊具や時計の文字盤に1~60番の元素記号を当てはめた置き時計などが並ぶ。

 同実行委の久松洋二さん(48)は「フッ素は歯磨き粉、銀は消臭スプレーなど、元素は化学者たちの研究により、日常のさまざまな所で活用されている。特別展をきっかけに元素を身近に感じていただければ」と話していた。

 入場無料。午前9時から午後5時まで。

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