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内川聖一「猛反対だった高卒プロ入り。そして今、息子に願っていること」

8/4(日) 10:54配信

高校野球ドットコム

  2017年、2年ぶりの日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークス。その年のチームをキャプテンとしてまとめたのが、内川 聖一選手だ。2000年秋、大分工の3年生だった内川は高校通算43本塁打を放つ大型ショートとして注目され、横浜ベイスターズからドラフト1位指名を受けプロ入り。2018年には通算2000安打を達成するなどNPB19年間で、通算打率.304、通算安打2131と大打者の仲間入りを果たした。今回は内川の高校時代を知るべく、内川の父である一寛さんにお話を伺った。

丸太打ちで磨いた高度なバッティング

 秋の大会が終わると、スカウトの方も学校のグラウンドに訪れるようになりましたね。私がグラウンドでジョギングしていた時に、ダイエーホークススカウトの小川 一夫さん(現・福岡ソフトバンクホークス二軍監督)がきまして、挨拶してくれたんですよね。しばらくして、私の大学(法政大)の大先輩で、当時の横浜ベイスターズのスカウト・岩井 隆之さんから電話をいただきまして、「おたくにいる内川君は内川さんとどんな関係があるの?」と聞かれて、それで私の息子ですと答えたら、驚かれまして、そこから多くの球団のスカウトがグラウンドに訪れるようになりました。よく言われたのは線の細さですね。「もっと飯食べさせろ!」と言われまして。食べさせているんですけど、なかなか太らなかったですね。

 ※内川選手は弁当を2個用意し、朝練をした後に弁当を食べて、2個目の弁当を2限目までに食べ、そしてお昼休みの学食では定食やうどんを食べて、さらに購買で購入したパンを練習前に食べて、練習後の帰りではたこやきやうどんを食べ、帰宅したら晩御飯をたくさん食べるという生活をしていた。

 この時の聖一はホームランを量産するようになりましたし、ショートをやっていて、肩も強かったですし、足も速く、走塁勘もだいぶ良くなりました。半年のブランクがあっても、本塁打を打てるのはボールに当てる技術が優れていたからだと思います。打撃については私が教えました。構え方、バットの出し方などいろいろ教えました。

 私が基本とするのはレベルスイング。私が大学の現役時代、全く打てなくて悩んだときがありまして、その時、指導者に教えてもらった打撃理論が私の指導ベースとなっています。そのレベルスイングを作り上げるためにやったのが丸太打ちです。

 丸太打ちについて説明いたしますと、丸太を置いてそこにめがけてバットを振ります。これを真っすぐ打ち返すことが大事なのですが、手首が早く返ってもダメ、下からバットが出てしまうと、これも真っすぐ倒れません。レベルスイングでベストタイミングで丸太を打つと真っすぐ倒れるんです。

 若いときはいろいろやっていてもっと重い丸太を立ててやっていました。これは、インパクトの強さを鍛えるもので、手先では打てないので、下半身も使わないと打てません。そういう打撃練習をしながら、聖一の打撃は凄みが増していきましたね。ちなみに聖一と二遊間を組んだ川村 耕平は、大分のコーチとしてこのメニューを取り入れて、2016年に甲子園に行きました。あの時の大分高は打撃が良かったですよね。あれは丸太打ちの成果なんですよ。

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最終更新:8/4(日) 10:54
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