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天パはつらいよ 前髪クルクル、何が悪いの!癖毛の仕組み調べてみた 「ワカメ」も「鳥の巣」も

8/6(火) 7:00配信

withnews

思春期の時から天然パーマに悩まされています。湿度の高い時期になると、午前が終わる頃には前髪がクルリン。「縮毛矯正」もありますが、それでも癖毛は気になるもの。特に中高生ともなると死活問題ではないでしょうか。そもそも、どのようにして髪が曲がるのかのメカニズムを調べました。(影山遼)

【画像】我々を苦しめた天パの仕組みの解説はこちら。中はこうなっているんだ!画像で見ると良く分かります

不自然に浮き上がる前髪

私が中学生だった15年ほど前、周りでは前髪をストレートにする髪形が流行していました。男女問わず目指していたのはサラサラの直毛。湿気を帯びると曲がる私の前髪を見て、心ない同級生が「ワカメ」と言ってきたことを今でも覚えています。

高校生になると、中学校ではできなかった縮毛矯正をかけ、前髪だけがピンと浮いていたことを思い出しました。今思うと恥ずかしい髪形ですが、そのような同世代は街中にあふれていました。私の地元・福島だけでしょうか。お隣の仙台でも見かけた気がします。

そもそも縮毛とはどういう意味なのでしょうか。コトバンクによると「ちぢれ毛のこと。ニグロイドなどに特徴的な形質であるが、これとは別に、直毛の多いモンゴロイド、波状毛の多いコーカソイドにもみられることがあり、遺伝性があると考えられている」。ちぢれた癖を持つ地毛が縮毛で、それを矯正するのが縮毛矯正なのですね。

「鳥の巣」に「ボンバヘ」

同じように天パに苦しめられた人に話を聞きました。東京都豊島区に住む会社員男性(34)は「私は本当にクルクルだったので『鳥の巣』とか『ボンバヘ(ボンバーヘッド)』とか呼ばれていました。これに関しては親の癖毛を苦々しく思ったこともありました」と話します。今は全体に縮毛矯正をかけているためストレートですが、今度は全体がペタッとしてしまう状況。

「髪は個人の自由なので何を言われても気にはしませんが、なりたい髪形になれないという点では天パはつらいです。維持にもお金がかかりますし」

癖毛の構造を解明

なぜ髪にあれだけ苦しめられたのか。その答えはいまだに出ません。癖が出る髪の仕組みだけでも知りたい、と調べました。2009年6月17日付の朝日新聞夕刊によると、癖毛の構造は以下のようになっているそうです。

     ◇

癖毛は、毛の中にある2種類の繊維状の細胞が偏って分布して起きていることを、花王の研究グループが画像化して明らかにした。癖毛を直す製品の開発につながる可能性がある。

髪の毛は表面を覆うキューティクルの下に、微細な繊維状のコルテックスという細胞が縦方向に束になって並んでいる。コルテックスは構成するたんぱく質の違いでオルト、パラという2種類の細胞があることが知られており、研究グループは蛍光色素で染め分ける方法を開発。約230人の日本人女性の癖毛と直毛を調べた。

すると、直毛では両者の細胞が同心円状に並び、大きな偏りはなかったのに対し、癖毛では曲がった部分の外側にオルト細胞が多く、内側にパラ細胞が多いことが画像で示された。

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最終更新:8/6(火) 7:00
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