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加賀藩の縁 交流末永く

8/5(月) 10:02配信

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 金沢市と東京・文京区は4日、友好交流都市協定を締結した。同区の宝生能楽堂で行われた式典で素襖姿の山野之義市長、成澤廣修区長が協定書に署名し、加賀藩前田家を縁に江戸時代から続く両都市の交流を促進させていくことを誓った。両都市の子どもたちが素謡「鶴亀」を披露し、次代の交流を担う決意を示した。
 金沢市が都内の自治体と都市間交流に関する協定を結ぶのは板橋、目黒区に続き3カ所目。金沢市、文京区でともに能が盛んなことから加賀宝生流のルーツである宝生能楽堂が式典会場となった。
 立会人の松村理治市議会議長、前田家18代当主前田利祐氏、徳田秋声の孫で徳田秋聲記念館名誉館長の徳田章子氏らが見守る中、素襖をまとい、侍烏帽子を着けた山野市長と成澤区長が登場。舞台中央で協定書を交わし、握手した。
 山野市長は「文京区と金沢市らしい式典となった。子どもたちの交流が広がることを期待したい」と強調した。これまで両都市の交流を草の根で支えてきた文京石川県人会にも謝意を示した。
 成澤区長は、文京区には加賀藩前田家の上屋敷や中屋敷が置かれ、秋声、泉鏡花、室生犀星の三文豪が居を構えたことなどを紹介。「両都市の歴史と文化をさらに色濃くしていくスタートの日を迎えた」と子どもを中心とした交流を深めることに意欲をみせた。
 引き続き、加賀宝生子ども塾と文京区の子どもたちが「鶴亀」を披露し、式典に花を添えた。
 両都市では4日から、それぞれの住民が互いの美術館や博物館を訪れると、記念グッズを贈る相互交流キャンペーンをスタートさせた。文京区では森鴎外記念館、文京ふるさと歴史館、竹久夢二美術館が対象となり、山野市長は「住民が相互に行き来するイベントを考えていきたい」と話した。キャンペーンは来年3月31日まで。

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