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【今さら聞けない】ダイバーシティ・インクルージョンってお金になるの? 5分で説明します

8/5(月) 11:13配信

BuzzFeed Japan

ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)。外資系企業のCEOのインタビューや、企業サイトのCSR、採用ページでよく目にするフレーズです。【BuzzFeed Japan/小林明子】

耳障りはいいけれど、その“横文字感“から理想やタテマエのようなイメージも。実際なにするの? それってカネになるの? ビジネスの現場ではそんな突っ込みが入ることもあるでしょう。

そこで「今日から役立つD&I」について、5分で読めるようにまとめました。監修は、外資系企業でダイバーシティ推進を担当してきた経験をもとに独立し、ダイバーシティを活かした人事施策、ビジネス、ブランディングを国内外でアドバイスしている「Ikigai Authentic」代表の蓮見勇太さんです。

(※この記事は、BuzzFeed Japanが2019年6月に実施したD&Iに関する全社員研修から構成しました)

1)ダイバーシティって何?

ひとことで「ダイバーシティ」と言っても、さまざまな要素があります。

よく言われているのは、年齢、性別、人種、国籍、外見など。

より目には見えにくいところでは、身体的能力、コミュニケーションの取り方、性的指向、性自認、好き嫌いなど。

出身地、教育、家族構成、宗教、趣味、習慣などもあります。他人とどのくらいの距離感なら心地よいのかというパーソナルスペースの感覚も、人によって違うでしょう。

ビジネスやキャリアに関しては、出身業界、職位、在職年数などがあります。

深層的なところでは、性格、考え方、発想、意思決定の仕方、柔軟なのか規律を重視するタイプなのかといったところも違うでしょう。

ダイバーシティをあえて定義すると、こうなります。

「そこに存在する多様な違い。なおかつ、それが見えている状態」

つまり、ダイバーシティは「現実」なんです。さまざまな人たちがすでにそこにいる、ということです。

2)成果につながるの?

ダイバーシティは、仕事の現場では、「デモグラフィ型」と「タスク型」にも分類できます。「多様性」と「多才性」と言い換えるとわかりやすいかもしれません。

年齢や性別、国籍など属性の違いがあるのは「デモグラフィ型(多様性)」、個人の能力や経験や才能が多様な状態は「タスク型(多才性)」となります。

女性活躍推進が浸透してからは、女性管理職の数を増やすだけでいいのか、といった議論の延長線で、「デモグラフィ型」より「タスク型」が重視される傾向があります。能力、スキル、知識が異なる人たちが集まることによって、コミュニケーションが変わり、組織の変化につながることが期待されています。

成果につながるダイバーシティには2パターンあります。1つは、点数化や目標数値の比較をして、上下のランキングがつくもの。もう1つは「比較をしない違い」です。才能やアイデア、発想力、得意分野など、横並びで、それぞれの比較基準がないものです。

企業にとっては、この人のアイデアのほうが優れている、と上下をつけることよりも、それぞれの人からさまざまなアイデアが出てくることのほうが強みになります。営業のスタイル、記事の書き方、クリエイティブの多様性など、その人しかできないビジネスができるということが重要です。

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最終更新:8/5(月) 11:13
BuzzFeed Japan

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