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GACKTソロデビュー20周年、46歳バースデーライブの誓い 「イケてる最高の50歳を目指したい」

8/6(火) 21:30配信

エキサイトミュージック

7月4日(木)、パシフィコ横浜にて『GACKT 20th ANNIVERSARY -46th Birthday Concert-』が開催された。文字通りGACKTのソロデビュー20周年と46歳の誕生日を祝う記念公演であり、ライブはそれにふさわしい盛り沢山の内容。ライブの最後に告知された通り、この特別なステージが2020年1月11日(土)の大阪グランキューブを皮切りに『KHAOS』と題してツアー化されることが決定。よって、バースデー当日限りと思われる場面を除き、曲名や演出を詳細に明かすことは避けて以下、レポートする。

取材・文/大前多恵 撮影/竹中圭樹
編集/田上知枝(エキサイトニュース編集部)

■“歌手GACKT”の本領を発揮するステージ

パシフィコ横浜に到着し、ロビーを見渡すとYOSHIKIら縁の人々から贈られた祝い花の数々が並び、GACKTがエグゼクティブオーガナイザーを務める日本グロウンダイヤモンド協会(※この日は、とある楽曲を歌う際、自身が保有する5カラットのラボグロウンダイヤモンドをお披露目)の祝い花エリアでは、本人パネルとの記念撮影をファンが代わる代わる行っていた。公演は歌とダンスを堪能できるライブを軸に、GACKTが継続的に開催している学園祭エンターテインメント、『神威♂楽”園』のコンテンツが盛り込まれたハイブリッド仕様。GACKTに憧れる性徒会長・神威楽斗とイケメン研究部の先輩たちが映像で登場し、要所要所でライブに絡んでくる、といった構造だ。観客はルミトンライトを手に、色とりどりの光で会場を照らしながら、笑ったり感動したりと、心忙しく楽しんでいる様子だった。

楽園祭ではカバー曲がメインだし、ここ数年のバースデーライブではトーク中心だったり、2018年はライブスタイルだったもののゲストを迎え趣向が凝らされていたりで、GACKTが誇る歌唱力を純粋に味わえる機会に飢えていたのも事実。20周年を祝した今回の公演は、久しぶりに歌をしっかりと聴くことができたのがまず、大きな注目点だった。しかも長年のファンの方々にはきっとうれしいであろう楽曲群がセレクトされていて、懐かしい曲の歌の深化を感じる場面もあり、“歌手GACKT”の本領を発揮するステージだった、という印象。

中には、あの曲とこの曲を合体させて1曲にしてしまうのか!という驚きがあったり、あのシリアスでカッコよさを打ち出した楽曲をこのユーモラスな衣装で?! などと意表を突く見せ方があったり、随所に笑いは盛り込まれているものの、硬軟両面バランスの良い構成。かつ、それらすべてにおいて過剰なまでのエネルギーが注がれていることが見て取れる、全力のステージングには胸を打たれずにいられなかった。

もちろん、鍛え上げられた身体を駆使したダンスの切れ味も良く、群舞のフォーメーション変化も鮮やか。懐かしい過去映像を振り返る20周年ならではの演出もあり、観て聴いて、すべての瞬間を深く味わえる充実したステージとなっていた。



■愛すべき後輩・井上正大と本郷奏多が登場

とある楽曲の途中、ライブに割って入る形で登場したのは、楽園のしんのす先輩。「豊洲PITって聞いて来たんだけど……?」と楽園祭の会場名を挙げながら、「あなたもしかして、GACKT氏?! 我が性徒会長が敬愛する、GACKT氏?!」とテンション高く話しかけてくるしんのす先輩に、「20周年のすげぇ大切なライブなんです! なんでオマエがここにいるんだよっ!」と怒り口調ながらも笑顔のGACKT。

続いて、ファンが歌う「ハッピーバースデー」に乗せてサプライズでケーキを運びながら登場したのが、スペシャルゲストの井上正大、本郷奏多である。大歓声の中2人に花束を贈られ「おめでとうございます」とそれぞれに言葉を掛けられると、「年取ったな……」と、出会った時はまだ少年だった2人の姿に「なんか傷付くよ(笑)」とGACKTは笑った。

井上は、「芸能デビューして間もない時にお会いしてまして、『仮面ライダーディケイド』の主題歌を歌ってくださって。そこから、テコンドーだったり、過酷なトレーニングだったり、過酷なスノーボードだったり、いろんなところでご一緒させていただいておりまして。10年もお付き合いさせていただいて、本当にいい兄さんでいてくれて、とても感謝しています」「まだお酒を飲めない時にGACKTさんとお会いしまして、20歳になった瞬間にバースデーをお祝いしてくださって、そこで初めてお酒を飲まされまして(笑)、喉が焼けるような記憶がありまして(※しんのす先輩がテキーラかと尋ねたが、杏酒だったのだそう)。こうして10年後ステージ上でお祝いさせていただけるなんて……思ってもいなかったので、お祝いしている側なんですけども、僕が感激してしまって、ありがとうございます」と真っ直ぐなお祝いコメント。



「GACKTさんはプライベートでも仕事でも背中で見せてくれる。刺激をくださっていて、本当に感謝しています。46歳のバースデーということですが、全然年は感じず、見た目年齢そのままで。僕だけ年を取っていきまして、そのうち僕が超えちゃうんじゃないか?という不安に駆られているぐらい(笑)、いつまでもお若い姿で。後ろのほうで観ていたんですけど、素敵なライブをありがとうございます。来年も再来年も、ずっとマレーシアにいないで、日本でたくさんライブしてください!」との言葉には大きな歓声が沸いた。

本郷は、「『MOON CHILD』(※HYDEとGACKTが共演した伝説の映画)という映画でGACKTさんの幼少期、ショウを演じさせていただいて。あの時僕が11歳ぐらいだったので、16、7年前ですか。その間ずっと変わらずにかわいがってくださって……本当にいつもお世話になっております」と挨拶。

「15年ぐらい前ですかね? 『上弦の月』(2003年)というツアーの時に、『月の詩』で一緒に、大人のショウと子どものショウが一緒に出る演出があって、全国ツアーを一緒にまわらせていただいてたんですけど。その『上弦の月』を観に来てたよという方、いたりしますか?」と問い掛けると観客は「はーい!」とこぞって挙手。「すごい! あの時こっち側に座ってた、ちっちゃい男の子が僕です」と本郷が興奮気味に説明すると、GACKTは「(みんな)知ってるよ(笑)」と笑顔を見せる。

「いやぁ、感動しますね。ずっと変わらずにトップを走り続けて活躍されてる姿をずっと見ているので。僕も芸能界からいなくなることなく(笑)、ずっといることができて、また一緒にステージに立てて……本当にうれしいです。僕も二十歳になった時にGACKTさんにお酒を教えてもらいまして。本当にお酒の知識がないので何を飲んだらいいのか分からないんですよ、と。『僕でも飲めるような甘い飲みやすいお酒って何になりますか?』と言ったら、GACKTさんが、(※GACKT風の口調で)『あぁ、ちょうどいいなぁ。甘くて飲みやすいテキーラっていうのがあるんだよ』とおっしゃって」とのエピソードに、会場は大いに沸いた。



以来、そのエピソードと共にテキーラ好きを公言しているそうで、「子どもだった僕にいろんなことを教えてくれた、素敵な素敵な、一番カッコいい兄貴です。何年経ってもずっと変わらずにカッコいい姿でいてくださって、本当にいつも尊敬しておりますし、カッコいいなと思っております。これからもずっと誰よりもカッコいいGACKTさんでいてください! おめでとうございます!」と改めてお祝いを述べた。

ここで本郷の音頭で、「ハッピーバースデー」を会場中で合唱。GACKTは終始うれしそうで、耳に手を当ててファンの声を聴き、その手でハートを作り、優しい笑みを浮かべた。ロウソクの火を吹き消すと、「46歳になっちゃいました。ソロになって20年……21年経っちゃいました。本当に振り返ればいろんなことがあって。苦しいこともつらいことも、悲しいこともいっぱいあったんだけど、毎回こうやってみんなの喜ぶ顔を見るたびに、もうちょっと頑張ろうかなって。ボクが立ち止まりそうになった時にも、みんなに背中を押してもらって。あまり上手に愚痴とか弱音とか言えるタイプじゃないしさ。一人で落ちたりする時もあって。『もう無理かな……』って思いそうな時に、みんなの顔を見ると、『まだとめられないな』って、そう思うんだよな……」と感慨深げ。「いつまでこうやってやれるか分かんないし、いつまでこうやって走っていけるか分かんないけども。行けるところまでは走り続けるからしっかり付いて来いよ!」と呼び掛けると、会場には嬌声が響きわたった。

ゲスト2人に対しては、初対面の印象を振り返って「『あぁ、こいつはこの世界に残っていくな』って。そう思ったんだ。そう思ったヤツで消えたやつは一人もいない」と太鼓判。「もっともっといろんな世界を見られるから、ボクにできることは少しでも協力しようって思って、微力だけどいろんなことをやってきたし、何かあったら背中押してきたつもりで。出会って、こうして一緒にステージに立ててこんなふうに祝ってもらえるってことは、本当に幸せで。これからも2人ともしっかり頑張ってください」と兄貴らしく激励した。



■YOSHIKI、HYDE、鬼龍院翔からもお祝いメッセージ

サプライズ第二弾は、映像でのお祝いメッセージ。まずはHYDEが登場し、「がっちゃん、お誕生日おめでとうございます」とほんわかモードの第一声。「めっちゃやる気ないじゃん!(笑)」などと突っ込みながらもうれしさを隠しきれないGACKTの笑顔はもはや毎年の風物詩である。「会場は盛り上がってるでしょうか? コンサートツアー中でまたそっち行けないんですけど、ごめんなさい。今年は僕の誕生日もお祝いしてくれて、ありがとうございます。その節はね、ずいぶん酔っ払いました。今日はお誕生日、令和初のね! “一流芸能人”の、僕も真似してワインのテイスティングとかやるんですけど、毎日飲んでもよくわかんないですね。一流になれないな! 舌がダメなんでしょうね」と話題がお祝いから逸脱していくと、「誕生日のメッセージ関係ないじゃん(笑)」とGACKT。「何回目なの? 40ウン回目、おめでたい! 祝ってもらってください! 以上、HYDEでした」と締め括った。

続くYOSHIKIも、「GACKTの誕生日の時は、どこにいるのかな? アメリカかアジアか、どこかそのへんにいます」と和やかムードでコメント。「なぜか毎年、僕の誕生日は一緒にいますね(笑)。“格付け”の後だったり。ほんとに、毎年楽しいです。一気やったりしてね。俺はあんまり一気とか好きじゃないんだけどさ」との言葉には、「嘘つけ!(笑)」とツッコむGACKT。

「大酒飲みだからね、あの人は。僕もね、GACKTくんといる時は付き合いでたくさん飲みます。46回目か。若いから、そうやって言われないと分かんないね。GACKTにとって素晴らしい一年になることをお祈りしてます」などと続け、Xポーズで締め括り。


ラストは鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)のコメントで、「このめでたい日を人類が迎えられたことをとても幸せに思います! 本日はわたくし鬼龍院翔、北海道の小樽におりまして、ライブがございまして、駆け付けられなかったことがとても悔やまれます。本来でしたら動画ではなくサプライズでバスドラのあたりから飛び出してきたかったんですけども、距離が……」と残念がっているところへ、GACKTは「最近ばる(バンドメンバー)に似てきてるんだよ(笑)」とチャチャを入れて会場を笑わせた。

「幽体だけそちらに飛ばさせていただきますので、ファンの皆さまと一緒に楽しいバースデーイベントを過ごしたいです。誕生日おめでとうございます!」と、2018年のライブではゲスト出演した後輩は締め括った。気を取り直してライブ本編へと戻ろうとするも、「どうやってこの雰囲気から戻すんだよ!」と困惑。「サプライズ大成功! 秋の楽園祭もよろぴく、ごきげんよう~」としんのす先輩は去っていった。

■GACKT、ファンにメッセージ「最後の最後まで、一緒にいたい」

GACKTはステージ前方へ歩み出ると、ファンを見渡して、「行けるか3階、行けるか2階、行けるか1階!」と順に煽り、「ごめん、一言言わせてくれる? ……やりづらーい!」とシャウト。「曲に戻る前に、しっかりこの思いを受け取って持って帰ってください」と語り始めたのは、20周年の重みを感じさせる深い思いだった。

「できれば最後の最後まで、一緒にいたいと思います。どっちが先に死んでも、こうやって一緒に過ごした時間はかけがえのないもので。こうやって出会ったことは誰にも奪えない大切な思い出になって、そして今日ここで受けとったものは、明日からの勇気になります。だから、どんなにつらいことがあっても、苦しいことがあっても、笑顔で前に進んでください」。そんな言葉に対し、ファンは大きな声で「はーい!」と答えていた。

「どうしても歩けなくなったら、ここに帰ってこい。いつでも待ってるから。ボクも行けるところまで、みんなの背中、押し続けたいと思います」と決意を語れば、「ありがとう!」の声が会場にこだまする。「当面の目標は……ボクは基本的に有言実行タイプだから。世界でトップ20に入る、イケてる最高の50歳を目指したいと思います」と宣言。「ここにいる、こうやって一緒に叫び合えるみんなが、ボクの誇りです」と語り掛け、「GACKT!」と思い思いに叫ぶファンの声に耳を傾けた。


また、「オマエたちの想いを全部ここに置いて帰ってくれる? 代わりにボクの想いをしっかり持って帰ってくれる?」とも呼び掛けた。それは、ライブという場をGACKTがどう位置付けているのかが伝わってくる言葉だった。この場面以外でも、GACKTコールを一心に浴びつつも、「聞こえませ~~ん! そんなもんか横浜~!」と返し、ファンが大きな声で叫ぶのをもっともっと!と繰り返し求め続ける場面が多々あった。それは、「自分を愛してほしい」というエゴからではなく、GACKTの言う“魂のキャッチボール”をするためであり、観客自身の心を解き放とうとしているからなのだろう。長く濃密なライブを観ながら、そんなことが思われてならなかった。

10月には『神 威♂楽”園 de トビナ祭』の開催が決定、さらには、今回のライブが2020年1月から『KHAOS』と題してツアー化されるという吉報が発表されて、約2時間40分のステージは終了。再会の約束があるライブのエンディングは希望を感じさせ、明るい。デビュー21年目に突入したGACKTの疾走は減速の兆しなく、求めるファンが存在する限りこれからも続いていくことだろう。



■ライブ情報

【第95期 神 威♂楽”園 de トビナ祭】
2019年10月2日(水)東京分校:豊洲PIT
2019年10月3日(木)東京分校:豊洲PIT
2019年10月5日(土)宮城分校:仙台GIGS
2019年10月8日 (火) 東京分校:豊洲PIT
2019年10月9日(水)東京分校:豊洲PIT
2019年10月14日(月・祝)愛知分校:豊田市民文化会館
2019年10月18日(金)大阪分校:ZeppOsaka Bayside
2019年10月19日(土)大阪分校:ZeppOsaka Bayside
詳細:

【KHAOS】
2020年1月11日(土)大阪グランキューブ、ほか

■リリース情報

◆書籍
『GACKTの勝ち方』
著者:GACKT
定価:1500円+税
判型:四六判
発行:NORTH VILLAGE
発売:サンクチュアリ出版

なぜGACKTはそんなにお金があるのか?
考え方、貫き方、生き方、徹底したストイックさ。
【人脈】【プライベート】【会食】【趣味】【信用】【印象】【自分自身】
人生すべてをマネタイズするGACKT流、人生の勝ち方。
30歳から世界中でビジネスを展開し、実業家として生きてきたGACKT。
日本やマレーシアの大豪邸でのセレブな生活や、驚きのビジネスの展開がテレビでも大きな話題となった。
GACKTはどのようにしてお金を生む仕組みを作ってきたのか?
GACKT初のビジネス書となる本書では、テレビでは紹介できなかったGACKTの人生の攻略法とも言える、【人生すべてをマネタイズする方法】【勝負の勝ち方】【メンタルリセット】などについて書き綴った。

詳細:

◆DVD
『第94期 神 威♂楽”園 de オタチナ祭 ~男子性徒も女子性徒も、ドコもかしこもオタチなさい!!~』
ごきげんよ~!
実行イィ~んより、お知らせです。
在校性、他校性のみなさんお待たせしました!!
「第94期 神 威♂楽”園 de オタチナ祭 ~男子性徒も女子性徒も、ドコもかしこもオタチなさい!!~」がついにDVDに! Loppi・HMV限定販売にて受付開始!
限定盤には「楽”園特製マルチパスケース」付き!
今秋の「第95期 神 威♂楽”園 de トビナ祭」に向けてしっかり予習復習してください!

詳細:

最終更新:8/6(火) 22:00
エキサイトミュージック

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