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園芸人口の縮小で食用花「エディブルフラワー」市場に参入 海外バイヤーに積極アピール

8/6(火) 20:01配信

日本食糧新聞

スイーツ業界で注目されている「花」。生の食用花“エディブルフラワー”が、ウエディングケーキやバースデーケーキなど晴れの舞台で活躍する場面が増えている。この市場をリードするのが脇坂園芸(新潟県阿賀野市境新)の脇坂裕一社長だ。新潟県内のレストランを中心に、食品展示会や商談会で出会った企業との取引が増加。利用シーンの拡大で、さらなる市場規模拡大を担う。

脇坂園芸はもともとホームセンターなどに園芸用のポット苗を卸していたが、園芸人口の縮小から現事業に参入。色や形の美しさ、毒性がなく、食感や味の良さなどを基準にビオラ、ナスタチューム、ベゴニア、ナデシコ、キンギョソウなど常時5~8種類、年間で30種類を栽培する。

しかし、エディブルフラワーの市場は予想以上に小さかったため、TV・新聞・雑誌などの取材は極力断らず、小さな花の魅力を訴求してきた。そのかいあって、最近出版された雑誌に同社の花を使ったウエディングケーキが表紙を飾った。今年はターニングポイントになりそうだ。

脇坂社長は「食品展示会での出会いが大切。海外のバイヤーはスピード感がある。機を逃さず信頼できる関係性を構築したい」という。昨年のギフトショーで出会った香港のバイヤーと4月の展示会「FABEX2019」会場で再会し、具体的な商談を交わした。

きっかけは、昨年11月に新潟市で開催された「フードメッセinにいがた2018」併催イベント「6次化大賞」で、「日本食糧新聞社賞」を受賞したこと。その特典でFABEX出展権を獲得し、商談につながった。

脇坂園芸は2013年、五頭連峰が眼前に広がるエリアに栽培ハウスと隣接した本社・直営ショップ「Soel(ソエル)」を建設。「エディブルフラワーが日常的に料理に添えられる社会」というテーマで名付けられた本社建物に、商品の選別とパック詰め、ドライ乾燥を行う加工場も設けた。

また2016年には、廃校の小学校を利用した植物工場を建設した。ハウスと工場で、栽培品目選定や加工段階の効率化に注力していく。

日本食糧新聞社

最終更新:8/6(火) 20:01
日本食糧新聞

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