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楽天・三木谷社長が語る送料無料ライン全店舗3980円以上を行う理由と今後の物流戦略

8/7(水) 7:01配信

ネットショップ担当者フォーラム

楽天グループが開いた「Rakuten Optimism 2019」の2日目(8月1日)に行われた「楽天市場 戦略共有会」。登壇した三木谷浩史会長兼社長の講演で多くの時間が費やされたのが、楽天独自の配送ネットワーク「ワンデリバリー」構想について。購入者の送料負担を0円とする送料無料ラインを3980円以上に設定した経緯などを、三木谷社長などの講演内容などをもとにまとめた。

 

「ワンデリバリー」構想への投資額は2000億円超

「(物流への)大型の投資をしなければ将来の成長はできない」。三木谷社長は来場した「楽天市場」出店者にこう宣言し、「ワンデリバリー」構想の実現に向けた投資状況について説明した。

投資計画は2000億円超。「第1フェーズで700億円の投資がほぼ終わった。これから1300億円の投資をしていく」(三木谷社長)。

積極投資を行っているものの1つが楽天の総合物流サービス「楽天スーパーロジスティクス」。現在、大阪(牧方)、兵庫(川西、尼崎)、千葉(市川、流山)、神奈川(相模原)の6拠点体制から、2020年までに8拠点体制とする。

新たに新設する物流拠点は千葉(習志野)と神奈川(中央林間)。野村不動産が開発する大型物流施設「Landport東習志野」の全フロア、ダイワコーポレーションの大型物流施設「ニッセイロジスティクスセンター横浜町田」の一部フロアを貸借する契約をそれぞれ締結する予定。

物流拠点を増やすことで、楽天独自の配送サービス「Rakuten EXPRESS」の配送対象エリアを拡充する。「Rakuten EXPRESS」は楽天が運営する配送サービスで、日用品のECサービスを提供する「Rakuten Direct」、「楽天ブックス」「Rakuten BRAND AVENUE」、「楽天スーパーロジスティクス」で担う「楽天市場」の出店店舗の一部商品を楽天が配送している。

また、「Rakuten EXPRESS」の品質面の拡充も進めている。たとえば「置き配」。楽天ブックスでは「置き配」を通常の配送方法として追加し、「置き配」のシェアが急激に上がったという。「苦情、クレーム、事故はほぼゼロ。お客さまにとっても便利。将来的にはトラッカーを導入したい。そうすれば盗まれても荷物を追跡できる」(三木谷社長)

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