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タヌキの赤ちゃん、ネコが育てる イヌ科とネコ科の愛情物語 岡山・玉野の渋川動物公園

8/7(水) 19:11配信

山陽新聞デジタル

 岡山県玉野市の渋川動物公園でネコがホンドタヌキの赤ちゃんの母親代わりとなって子育てをしている。園内のレストハウスで、種を超えて“親子”仲良く寄り添うほほ笑ましい姿が人気を集めている。

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 ホンドタヌキは雌で名前ははなちゃん。6月上旬、香川県三豊市の建設会社が河川敷で作業中に誤ってタヌキの巣を壊してしまい、生後10日ほどだったはなちゃんを保護した。引き取り手を探していたところ動物公園が手を挙げ、6月20日にやってきた。

 「どうやって育てよう」。頭を悩ませたスタッフが、目をつけたのがちょうど出産したばかりだった雌ネコのしろちゃん。試しに同じ飼育ケースに入れてみると、はなちゃんに授乳したり、体をなめて毛づくろいをしたりとわが子のように面倒を見始めた。

 愛情をたっぷり注がれて、はなちゃんはすくすく成長。しろちゃんが産んだ“きょうだい”のこしろちゃんとじゃれ合う様子が愛らしい。

 ネコもタヌキも同じ肉食目だがネコはネコ科、タヌキはイヌ科の生き物だ。宮本純男園長によると、動物園など飼育下では他の種類の動物を代理母として子育てすることは珍しくないが、ネコがタヌキを育てるのは初めて見たという。神戸市から両親と訪れた小学1年女子(6)は「タヌキがネコと仲良くしているのは不思議。ふわふわしていてかわいい」と話した。

 ほ乳類の生態に詳しい岡山市の池田動物園の獣医師・林花奈子さん(28)は「動物学的には本来はまずない珍しい行動。母ネコが授乳期だったこともあってタイミングも合ったのでは」と説明する。

最終更新:8/7(水) 19:28
山陽新聞デジタル

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