ここから本文です

我が家のユニークな共同育児事情 息子には3人のパパと1人のママがいる

8/7(水) 14:16配信

ハフポスト日本版

息子のワイルダーが秋に幼稚園に通い始めるので、私たちは最近、彼のクラスの見学に行った。私たちが教室の後ろに他の親と一緒に集まると、先生が子供たちの名前の一覧表を持って自己紹介をしてまわった。

彼女がワイルダーの名前を呼び上げると、私たち4人が近づいた。彼女は一瞬戸惑って言葉を失ったが、「どなたがワイルダー君のご両親ですか」と聞いた。いつもの通り、私が最初に「私たちみんなです」と答えた。


息子には、たまたま1人の母親と3人の父親がいる。

2013年の初め、私は先天性心疾患と急速進行性認知症を患っていた父を亡くした。父は私に残されていた最後の家族だった。4人家族のうち、兄と母は両方ともすでに亡くなっていた。病気の父の世話をする必要がなくなり、子供の世話をする自分を頭に浮かべるようになった。

父が亡くなった時点で、パートナーのアンディーと私が一緒になってから10年以上が過ぎていたけれど、アンディーは私との交際が始まってすぐに精管切除術を受けていた。養親に育てられたアンディーには、生物学上の父親になりたいという欲望が全くなかったのだ。

自分が母親になることを望んでいることに私が気づいた時、アンディーはそれを支持してくれたけれど、彼は精管切除術を受けていたため、最初に検討したのはドナー(精子提供者)精子だった。インターネットでドナーの紹介カタログを見ながら、私はふと思った。ドナーの男性たちが優しいかや良く笑うかは、一切知ることができない。もちろん、高い偏差値やモデルのような容姿は魅力的かもしれないが、自分の将来の子供の父親についてはもっと深い知識が欲しかった。

私たちの住むニューオーリンズで過去に起こった不妊治療クリニックによる重大なミスについていくつか記事を読んだ後、昔ながらのやり方で赤ちゃんを作ることに決めた。つまりバーで男性を見つけるのだ。

私が声をかけた男性は偶然にも私たちの友人で、名前はリーといった。ある晩コメディーショー(あまり面白くない)を見た後、バーで彼に近づき、「とても奇妙に聞こえるかもしれないけど、私と共同育児をしてみる気はない?」とおそるおそる聞いてみた。雑音の中、彼が「いいよ」と言うのが聞こえた。

カーニバルでの家族写真1番右のリーは舞台のコスチューム・デザイナーなのでいつも家族にコスチュームを提供してくれるという。
LORI TIPTON
カーニバルでの家族写真1番右のリーは舞台のコスチューム・デザイナーなのでいつも家族にコスチュームを提供してくれるという。
リーと私は日程を設定し、計画を固めるために話し合うことにした。2人のお気に入りのカフェで待ち合わせし、私たちが考えるところの育児の状況について、どんな風になるかを話し合った。私たちは食事をし、コーヒーをおかわりしながら語り続けた。私たちは当時重要だと思われたいくつかの問題について情報を交換した。予防接種、割礼、育児スタイル、通わせる学校、金銭面での責任などについてだ。周囲のテーブルに座っていた人たちは、私たちの一風変わった会話に聞き耳を立てるのをやめられない様子だった。

数週間後、思いつきでディナーパーティーを開き、ステーキを焼いた...リーのパートナーであるクリントがベジタリアンであるにも関わらず...。そして私たちはこの提案について話した。提案は、ベジタリアンのクリントへのステーキと同じくらい、上手く行った(つまり、うまくいかなかった)。

「子供を育てることがいかに手のかかることか、想像できるかい?」とアンディーが疑問を投げかけ、クリントは皿に乗せた付け合わせ料理を黙々と食べ続けた。

「ええ、でも多少は楽でしょう、親が4人いるんだから!」と私は言い返した。

結局、きちんとした解決策がないまま、肉だけ冷蔵庫いっぱいに残り、夜は終わった。ディナーパーティーは成功したとはとても言えなかったが、更に話し合うきっかけにはなった。何度も会話を重ね、自分たちの不安や弱点(思いがけないものもいくつか含め)を打ち明けた後、最終的には妊娠を試みることで4人の意見がまとまった。

1/2ページ

最終更新:8/7(水) 14:17
ハフポスト日本版

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事