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柳楽優弥&田中泯が葛飾北斎役に挑む!『HOKUSAI』公開決定

8/7(水) 7:00配信

Movie Walker

19世紀フランスでジャポニズムブームを巻き起こし数々のアーティストに影響を与え、西洋近代絵画の源流を築きあげた絵師、葛飾北斎の知られざる生涯を描きだす映画『HOKUSAI』が制作されることが決定。このたび本作に出演する豪華キャスト陣が発表された。

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平均寿命が40歳といわれた時代に91歳まで生き、代表作として知られる「富嶽三十六景」をはじめ、3万点以上にも及ぶ作品を残した葛飾北斎。しかしながら彼の人生にまつわる資料は少なく、本作では数少ない史実をもとに独自の視点と解釈によって、常識にとらわれず自由を求め走りつづけた北斎の誰も知らない物語が描かれていく。

世界でも有名な日本人として知られる葛飾北斎役に挑むのは、日本を代表する2人の実力派俳優。売れない絵師として葛藤しながら筆をとりつづけた青年期の北斎を柳楽優弥が、孤独に自らの画才を磨き続けた老年期の北斎を田中泯が演じる。そして北斎を見だした蔦屋重三郎役には阿部寛が、老年期の北斎とパートナーとなる人気戯作者の柳亭種彦役を瑛太が演じ、青年期の北斎がライバル意識を向ける美人画の大家である喜多川歌麿役を玉木宏が演じる。

メガホンをとるのは「探偵はBARにいる」シリーズや「相棒」シリーズなど、大ヒット作を多数手がけてきた橋本一監督。過去には新藤兼人監督の『北斎漫画』(81)や、原恵一監督の『百日紅~Miss HOKUSAI~』(15)など映画やドラマ、小説を問わず数多くの作品で描かれてきた北斎の人生が、本作でどのように描かれていくのか要注目だ。

さらに2020年に生誕260年の“HOKUSAIイヤー”を迎えることに合わせ、本作は海外映画祭や海外配給を視野に入れた全世界同時プロモーションが展開されていくとのこと。『HOKUSAI』は2020年初夏に公開。続報から目が離せない!

<キャストコメント>

●柳楽優弥(葛飾北斎・青年期/壮年期役)

「僕が演じさせていただいた若い頃の北斎は、あまり情報もなく、謎に包まれていたので、初めはどの様に演じるべきかとても迷いました。様々な資料を読んだり、監督と相談していく中で、逆に知られていないからこそ、僕たちで“北斎像”を作り上げていこうと現場に臨ませていただけたことは、とても楽しくやりがいを感じました。絵を描くことが本当に好きで、数々の壁にぶち当たりながらも徹底的に追求する『好きこそものの上手なれ』ということわざを体現したような世界的スターである北斎さえも、売れない時期や苦しい時代があったということを知れて嬉しかったですし、夢を感じました。世界中にいる北斎の熱狂的なファンの方達にもぜひ観て頂きたいです」

●田中泯(葛飾北斎・老年期/晩年期役)

「葛飾北斎はもともと大好きでしたが、役の年頃が、ちょうど今私自身が差し掛かっている年齢でもあり、とんでもないタイミングでこの様なお話が来たな、とご縁を感じました。大勢の人の前で北斎になることができる、というチャンスをいただけたことは本当に幸せなことだと思います。おそらく僕が日常的にやろうとしてもたどり着かない“ある高み”へ引っ張り上げてもらえる、架空からまるで現実の時間のように変わっていく、起こらないことを起こしていくということが、この映画の持つ力なのだと思います。僕は、彼のような才能をこれっぽっちも持っていない人間ですが、ある種の世の中に対する、耐えられないものをずっと持ち続けて生きていることにはすごく共感しました。映画に出てくる北斎のいくつもの重要な言葉がわかると、彼が、単に絵だけで評価されているわけではないということがわかると思います」

●阿部寛(蔦屋重三郎役)

「僕は、若き日の葛飾北斎を見つけ、才能を見抜きそして育てた、蔦屋重三郎という役をやらせて頂きました。今でいうプロデューサーであり、北斎や歌麿、写楽など様々な才能を集めて、自身の手で育てていくという先見の明を持ち、絶えず新しいことを作り出していった人物です。おもしろい役でした。果たしてこの人物をどうやって演じようかと、色々と調べましたが、最終的には、現場で実際に柳楽くんたちと対峙することによって作っていきました。北斎を演じた柳楽くんは、動物的というか反射神経というか、彼ならではのお芝居で“思いのほか柔らかく、思いのほか強く”こういう感じで来るだろうという予測を大体外してきたので、一緒にやっていて楽しかったです。それぞれの絵師たちの生き様、そして僕の演じた蔦屋重三郎の生き様をぜひ見てほしいと思います」

●瑛太(柳亭種彦役)

「時代背景問わず、今の日本でも芸術的な事に身を置く人間として何を覚悟して人前に立つのか、田中泯さん演じる、葛飾北斎から教わりました。共演は出来ませんでしたが、柳楽優弥くんの葛飾北斎も心から楽しみにしています」

●玉木宏(喜多川歌麿役)

「喜多川歌麿という人物を、絵師ということを大前提にしながらも、ちょっとしたエロティシズムというか、どこかちょっと危うい感じになればと思い、いかにキャラクターのインパクトや作品のメッセージを残すか考え、演じさせていただきました。絵師たちと蔦屋重三郎との関係は、僕らの仕事とも通ずるものがあるように思います。プロデューサー的な存在が蔦屋重三郎で、僕らはアーティスト。皆それぞれに新しい芽が出てくるとそこに対して嫉妬心が生まれたり、プライドや孤独を感じながら自分と向き合っていく。それは現代にも通ずる、この作品の面白さであると思います。登場する浮世絵やセットも色彩豊かで、心に残る、心に響く、日本ならではの作品になっていると思います」

●橋本一(監督)

「葛飾北斎、という人物を、どう描く。後世に残された作品を見て観て診て魅て、想像逞しく9割創造1割事実、なれど10割真実を目指し、撮影開始。彼岸の北斎先生、如何なる思いかは、知る由も術もなく。梅雨の京都、1ヶ月半の撮影中、一度たりとも夢枕に立たざりしは、呆れての無視ではなく、好きにおやりよ、と言う励ましと勝手に解釈、当代一級の出演者陣のチカラを借りての、精一杯の人間絵巻。出来上がるのは、青春活劇か、江戸群像劇か、性と暴力の寓話か、老と妄想の夢幻劇か。そのいずれもが正体にして正体にあらずの摩訶不思議な作品に仕上がれば、齢五十の未熟者の本望。ご期待あれ!」

(Movie Walker・文/久保田 和馬)

最終更新:8/7(水) 16:00
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