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幸手市長を逮捕、バーの女性に暴行容疑 中学生と広島平和式典、その夜…なぜかバーはしご「恥ずかしい」

8/8(木) 7:31配信

埼玉新聞

 広島中央署は7日、広島市でバーの女性店員(20)を殴ったとして、暴行の疑いで幸手市長の渡辺邦夫容疑者(62)=埼玉県幸手市内国府間=を現行犯逮捕した。渡辺容疑者は1人で酒を飲んでおり「身に覚えがない。なぜこのようなことになったのか理解できない」と容疑を否認している。

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 幸手市によると、渡辺容疑者は6日に開かれた平和記念式典に参列するため、5日から7日までの予定で幸手市内の中学生らと広島市を訪問していた。

 逮捕容疑は7日午前2時半ごろ、広島市中区新天地のバーが入ったビル内で女性店員の顔を数回殴った疑い。署によると、女性が渡辺容疑者を取り押さえ110番した。女性にけがはなかった。

■1人で外出、店2軒はしご

 平和への祈りを誓う広島で幸手市長が逮捕された。逮捕を受け、市は7日、朝から対応に追われた。市には「なぜこういう事件が起きたのか」といった内容の電話が1日で100件以上寄せられた。

 幸手市によると、渡辺容疑者は市の平和学習の一環として、市内3校の中学生6人とともに、5日から2泊3日の予定で広島入りした。一行は市長と秘書課長、人権推進課職員、教員1人と生徒6人の計10人だった。

 5日に平和記念公園や平和記念資料館などを見学。6日は朝、記念式典に参加し、午後は宮島へ。午後6時半から広島市内のホテルで夕食を取った。夕食後、教員と生徒6人はとうろう流しに参加。渡辺容疑者はとうろう流しには行かず、マッサージを受け、午後9時すぎから市職員2人と近くの飲食店で酒を飲んだ。3人は閉店の午後11時半まで飲み、焼酎のボトル1本を空けたという。

 3人がホテルに戻ったのは7日午前0時ごろ。渡辺容疑者は「喉が渇いたので、ジュースを買いに行く」と1人で外出。秘書課長は渡辺容疑者がコンビニエンスストアに向かう姿を見届けたという。

 市が弁護士から受けた報告によると、渡辺容疑者はその後タクシーに乗って移動し、スナックに入店。この店の女性の誘いで別の店に移り、事件を起こしたとされる。

 7日朝、ホテルを通じて警察から連絡があり、市職員は「飲食店で金銭の支払いの問題でトラブルになった」と報告を受けた。市は逮捕を受け、関根雅之総合政策部長を広島に派遣。広島で家族や弁護士と今後の対応を検討する。中学生6人は予定通り、7日に幸手に戻った。

 平和式典への参加は、若い世代に平和を語り継ぐ学習の一環として、2000年から始まった。現在、幸手市では市役所ロビーで「平和のための写真展」を開催中。7日昼には、平和団体が平和行政推進を要請するイベントが開かれ、成田博副市長が渡辺容疑者のあいさつ文を代読した。

 成田副市長は会見で「市民、関係者の皆さまに迷惑と心配を掛け誠に申し訳ない。捜査の推移を見守りながら市への信頼回復に努めたい」と陳謝。中学生と平和式典に参加した夜に飲酒したことについては「適切な行動かというと疑問」と答えた。

 逮捕の報に、市内の40代女性は「びっくりした。穏やかそうな人なのに酒を飲むと変わるのかしら」、70代女性は「市民として恥ずかしい。やって良いことと悪いことがある」と話した。

 幸手市では任期満了に伴う市長選(10月20日告示、同27日投開票)が予定されている。

 渡辺容疑者は市議3期を経て、11年に初当選し、現在2期目。秋の市長選への出馬が有力視されているさなかの逮捕となった。

最終更新:8/8(木) 7:47
埼玉新聞

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