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「横浜知財みらい企業」認定のベンチャー企業ザイキューブ、破産

8/8(木) 10:17配信

帝国データバンク

研究開発費が負担に

 (株)ザイキューブ(TDB企業コード:985901059、資本金3400万円、神奈川県横浜市緑区長津田町4259-3、代表盆子原學氏)は、7月30日に東京地裁立川支部より破産手続き開始決定を受けた。

 破産管財人は上村剛弁護士(東京都千代田区丸の内3-3-1、東京丸の内法律事務所、電話03-3213-1081)。債権届け出期間は9月2日までで、財産状況報告集会期日は11月22日午後1時20分。

 当社は、2002年(平成14年)3月に設立されたベンチャー企業。大学、公的機関、パートナー企業などとの産学共同研究により、短期間での3次元LSIの量産化達成を目指して、開発事業活動を本格化。3次元積層型LSIデバイスを搭載したウエハの試作をはじめ、半導体・情報家電・モバイル通信・バイオ・理化学機器の研究・開発を手がけ、2016年12月期の年収入高は約1億100万円を計上していた。

 2018年末を含め横浜市から、独自技術やノウハウ等の知的財産を活かした経営に取り組み、優れた製品やサービスを作り出す中小企業「横浜知財みらい企業」として、当社は5回以上認定されていた。当社の積層型3次元LSI技術は様々な半導体デバイス分野に適用でき、各製品の小型化や高度化を担う重要な技術として期待されていたが、過年度の研究開発費負担が重く、財務面では繰越損失を抱え資本食い込み状態が続いていた。加えて、近年は補助金が減少していたうえ、企業からの受注も落ち込むなか、今回の措置となった。

 申請時の負債は約2億190万円。

最終更新:8/8(木) 10:41
帝国データバンク

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