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高齢者が飲み込みやすい「とろみのお茶づけ」を介護現場へ

8/8(木) 20:02配信

日本食糧新聞

永谷園は、高齢者が飲み込みやすい「やさしいとろみのお茶づけ海苔」を介護施設に届ける。販売順調な商品力をターゲットに直接伝える。7月末に通所介護施設で初めてサンプリングを行い、消費者、施設と情報交換した。定番品のブランドシフトが支持され、用意したキャラバンカー、遠藤関のパネルも好評だった。他メーカーとの協業も探り、介護専用品の認知度を高める。

「とろみのお茶づけ」は飲み込み、かみ砕きやすいようにとろみを付けた。高齢者の消費ニーズに合わせ、通常のおよその半量まで減塩。1袋当たり食塩相当量は0.7g。抹茶を多く入れ、とろみの保温効果による、香り立ちが楽しめるように工夫した。

あられも軟らかな食感にこだわって開発。同時展開する「やさしいとろみのあさげ」も鰹節粉を利かせ、記憶に残る味わいに仕上げた。各6袋入りで360円。

昨秋からドラッグストア、調剤薬局へ先行して販売。量販店への配荷も着実に増やし、食べやすく、減塩でもおいしいと指名買いを得ている。強みは「いつもの味をいつまでも」(包装キャッチコピー)と訴える、ロングセラーの信頼感。課題は介護専用の「とろみ」の認知度の低さと判断し、介護現場での商品配布、イベント開催を始めた。

初回の7月29日は東京都国立市のやがわデイサービスセンターでサンプリング。参加者は通所利用の26人を予想していたが、施設入居者の希望が多く、40人を超えた。誰もが知る定番品の介護食と興味を引き、定式幕模様の「お茶づけカー」の登場、遠藤関パネルの撮影会で盛り上げた。施設側も要介護者が最も重視するのは食とし、夏祭りにも最適とさらなる企画を求めた。

「とろみ」の今のターゲットは要介護度の低い、在宅介護を受ける高齢者として今後、主に通所施設へ働きかける。他メーカーと協業して企画力を増し、試食イベントの開催を促す。物流網のないデイサービスのチャネル開拓、商品の高栄養化なども模索する。

日本食糧新聞社

最終更新:8/8(木) 20:02
日本食糧新聞

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