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<知事選>行田氏劣勢、大野氏一本化で青島氏に対抗か 16年ぶり新人同士の戦い、激戦の予想

8/8(木) 11:53配信

埼玉新聞

 任期満了に伴う埼玉県知事選(8月25日投開票)は8日告示され、17日間にわたる選挙戦が展開される。これまでに、自民・公明両党が推薦するスポーツライターの青島健太氏(61)、立憲民主・国民民主・社民3党の県組織が支持(共産党は自主的に支援)する前参院議員の大野元裕氏(55)の2氏をはじめ、新人6氏が立候補を予定している。

<知事選>緊急入院の行田氏、不出馬表明「病状を押してでも立候補したいが無念」 他陣営「断腸の思い」

 少子高齢化・人口減少や医師不足への対応、地域活性化策などを争点に、激しい戦いが予想される。

 現職の上田清司氏(71)は退任し、16年ぶりに新人同士が争う。青島氏と大野氏と共に主要候補の一人だった前参院議員の行田邦子氏(53)は7日、体調不良を理由に出馬を取りやめた。

 ただ、行田氏陣営の関係者によると、世論調査で劣勢との結果が出たこともあり、大野氏に一本化して青島氏に対抗する狙いもあるとみられる。行田氏の不出馬により、青島氏と大野氏による事実上の与野党一騎打ちの公算となった。

 青島氏は「埼玉県民くらし満足度ナンバーワン宣言」と題した政策集を発表。県民の命と暮らしと財産を守り抜くための「強靭(きょうじん)な県土の構築」を県政運営の基本に据え、ロボットや人工知能(AI)を活用した生産性革命の推進などを掲げた。

 「全ての県民の個性が輝き、生きがいの持てる、県民くらし満足度ナンバーワンを目指す」とし、全力投球する項目を七つ挙げて関連政策を列挙。子ども関連の施策では虐待やいじめ対策の推進、健康関連施策では浦和美園地区の医療拠点整備を挙げている。

 一方、大野氏は「上田県政の継承と発展」を柱に128項目の政策を掲げ、「日本一暮らしやすい埼玉」の実現を目指す。高齢者のスポーツ行動率の向上などを図る「人生100年」、県境付近の公共機関・幹線道路の延伸などを図る「あと数マイル」など5大プロジェクトを提唱する。

 「埼玉県は速いペースで少子高齢化が進み、多くの危機が迫っている」とし、単身高齢者の見守りと空き家対策の強化や子どもの貧困対策計画の策定、新上尾道路の整備促進や埼玉高速鉄道の延伸の検討などを提示している。

 8日は青島氏が熊谷市の熊谷スポーツ文化公園で午前10時45分から、大野氏は川口市のJR川口駅東口で午前10時から、それぞれ出陣式を行う。

 知事選ではほかに、NHKから国民を守る党公認で新人の医師浜田聡氏(42)が、受信料を払う人だけがNHKを視聴できるスクランブル化放送の実現と、子宮頸(けい)がんワクチン接種の積極的推奨再開を主張。

 元会社員の桜井志津江氏(63)、元県立高校教諭の武田信弘氏(65)、元不動産鑑定士の山口節生氏(69)の無所属新人3人も立候補を予定している。

最終更新:8/8(木) 12:57
埼玉新聞

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