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日本人留学生も「NO安倍」…平和運動に発展する“韓日経済戦争”

8/8(木) 8:53配信

ハンギョレ新聞

韓日の大学生が「ピースチャレンジ・キャンペーン」を提案 アジア平和運動への拡散の兆し

 「ピース、ノー安倍(PEACE、NO安倍)!」

 7日午前11時、ソウル西大門区(ソデムング)の現代デパート・ユープレックス新村店前。約10人の若者がそれぞれ持ったプラカードを合わせると、このような文が完成された。プラカードを持っていたのは韓国と日本の大学生たちだ。両国の大学生たちは同日、共に「ピースチャレンジ(Peace Challenge)」キャンペーンを提案した。ソン・ソル民衆党人権委員長は「日本市民らも安倍政権を糾弾しており、少女像の展示中止に対する抗議行動が国際社会に広がっている」とし、「韓日市民が争って対立するのではなく、戦争を煽り、北東アジアを戦争に追い込む安倍政権を糾弾しているのだ。『ピースチャレンジ』は本人の手書きで『ピースチャレンジ』と書いて、SNSに掲載することで、アジアの平和を作るという意志を示すことを要請する運動」だと述べた。

 同日のイベントには、韓国文化を勉強するため今年2月に韓国に来たという日本人のアカリさんも参加した。アカリさんは「現在、日本政府は過去の加害事実を隠し、なかったことにしようとしているようだ。戦争犯罪について反省しない安倍政権を糾弾するためここに来た」と話した。アカリさんは、韓国の不買運動について「日本のマスコミは不買運動が嫌悪に基づいた反日だと報じている」とし、「今回のチャレンジを通じて、(韓国の不買運動が)嫌悪や反日運動という認識を正したい」と語った。

 日本政府の経済報復措置により、韓日間の“経済戦争”が続く中、市民の間では無条件の「NO JAPAN」(日本反対)を警戒し、「NO安倍」に集中すべきだという声が高まっている。事態の序盤に過剰な形で現れた“克日”の雰囲気が次第に沈静化し、自浄作用を経た市民たちは官主導の「反日マーケティング」にブレーキをかけた。6日、市民たちの抗議で、中区庁が設置から半日後に「NO JAPAN」の旗を下ろした事件は、市民の成熟さを示す事例だ。市民たちはまた、日本市民たちを連帯のパートナーにし、アジア平和運動につなげていこうという提案までしている。

 同日、「ピースチャレンジ」キャンペーン現場で会った平和ナビ(蝶)の活動家、イ・テヒさんは「昨年の冬、ベトナムの平和紀行に行って来たが、ベトナム戦争当時(韓国軍などの)民間人虐殺現場を目撃した」とし、「日本軍の性奴隷制の被害者とベトナム被害生存者は、同じことを叫んでいる。二度とこのような戦争が起きないことだ。ところが、安倍首相は被害者たちの声を踏みにじりながら、被害生存者の心をズタズタにしている」と述べた。

 国外芸術家と女性主義活動家らが直接少女像になるパフォーマンスを通じて、日本のあいちトリエンナーレ主催側の「表現の不自由展・その後」の中止措置に抗議する運動を行っているのも同じ脈絡だ。ツイッターでは「これがまさに連帯」(@groun****)、「正当性があれば、このように第3者の自発的な参加も引き出せる」(@Sylph****)などの書き込みも寄せられた。

 参加連帯平和軍縮センターのスタッフのイ・ヨンア氏は「政府や地方自治体が不買運動を反日感情を刺激する方向へ向かわせようとすることに対する市民の反感と、安倍政権と日本市民は区分しなければならないという市民の成熟した判断が、(今回の事件で)見られる」とし、「愛国主義と反日感情を利用して極端的な言行を取る政治家に比べ、市民がより現時局を冷静に判断しているようだ」と述べた。全北大学のソル・ドンフン教授(社会学)は「市民の自発的運動の不買運動を、国家が介入して市民を動員する形に変えていこうとする試みに対し、市民たちが抵抗している」とし、「市民の不買運動は日本企業に打撃を与えるためではなく、安倍政権の経済報復の撤回を求めるためだ」と指摘した。

イ・ユジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)

最終更新:8/8(木) 12:44
ハンギョレ新聞

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