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人にイヤがられない指摘の仕方は? 古舘伊知郎「ダンスに誘うように切り出しましょう」

8/9(金) 13:00配信

新R25

人と話していると、「今の言葉に対して、うまく返すことができなかったな…」と思うことがありますよね。

自分がとっさに発した一言で気まずくなることもあるし、もし上司や取引先が相手だとしたら、その一言でピンチに陥る可能性もあります。

『報道ステーション』(テレビ朝日)のメインキャスターを12年間務め、現在はフリーのアナウンサーとして活躍する古舘伊知郎さんは、そんな気まずさやピンチを何度も切り抜けてきました。

新著『言葉は凝縮するほど、強くなる』には、とっさに切り返すときに使える「一点突破の凝縮ワード」や、シチュエーションごとの会話術など、古舘さんの経験にもとづくノウハウがまとめられてます。

その著書のなかから、ビジネスマンの日常会話で役立つ「とっさにうまく切り返す力」「言いにくいことをスルっと伝える力」記事をお届けします。

切り上げ力

相手の話が長くて、途中で打ち切りたい。

でも、話の途中で割って入ったら絶対に不快な思いをさせてしまう。そんなとき、どうやって幕引きすればいいのでしょうか。

「早く終わらないかなぁ」と、腕時計なり、部屋の壁掛け時計なりをチラチラ見る人がいますが、これは、本来、非常に失礼な行為です。

相手に気づかれないようにさりげなく時計を見ているつもりだとしても、100%バレていると思った方がいいです。人は、他人の目線には超敏感だからです。

ただし、本当に、次の待ち合わせに間に合わなくなるから時間を確認しなければならないこともあります。そのときは、

「ちょっとすみません。時間だけ確認させてください」

と正直に言って時計を見ればいいと思います。

これで相手も、「そろそろ切り上げないといけないかな?」と思い始めますから、自然に幕引きできる可能性が高まります。

ただ、「時間がないので…」を、話をさえぎる言い訳にするのは極力避けたいところです。相手からすれば、

「時間がないなら、そんなときに会うなよ」

と思いますからね。

■おじさんの長い話を見事にぶった切る方法

長くなりそうな話を切り上げるのが上手いな、すごいなと思ったのは、坂上忍さんです。

ダウンタウンと彼がMCで、お酒を飲みながらトークする番組『ダウンタウンなう』の「本音でハシゴ酒」というコーナーに僕がゲスト出演したときもそうでした。

フリップで、

「古舘さんは、自分の娘さんの披露宴の司会をしたらしいですね」

と話題をふられたんです。

「そうなんだよ。『いよいよ宴も後半のクライマックスでございます。今まで育てていただいた感謝の思いを花束贈呈に託します。金屏風に位置をとった双方のご両親様…おっと、新婦の父、ワンテンポ遅れてここに到着です』と、良い感じになった話の途中で…」

「はい! オッケーです!」

と打ち切られたのです。

おじさんの長広舌を見事にぶった切ってくれたのです。

まったく腹は立ちません。

むしろ、面白いな、すごいなと思いましたよ。坂上さんは、話を切る天才だと思います。

これ、忘年会の二次会なら応用がきくと思います。

誰かの話が長かったら、

「はい! オッケーです!」

とばっさり切ってしまいます。宴会ですし、どっと笑いに変わるのではないでしょうか。

社内会議であまりにも話の長い上司がいたら、そこでも「はい! オッケーです!」と使いたいところですが、ちょっとリスキー。場をわきまえて使うべきですね。

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最終更新:8/9(金) 13:00
新R25

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