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「炎上させずに実施できたはず」表現の不自由展中止に出展作家が反論、“少女像”と自身の作品「なぜ一緒にするんだと」

8/9(金) 19:20配信

AbemaTIMES

 あいちトリエンナーレの企画展「表現の不自由展・その後」が中止となったことを受け7日、出展作家らが会見を開いた。

【映像】出展作家・中垣氏が生反論

 「今回、この展覧会を中止しますという時に、作家が1人も入っていない。作家の意見が全然聞かれていない。意思も何もはかられていない。作家不在の決定だ。これは本当に芸術展かという。作家一人ひとりの意見を聞きもしないで『はい中止』と。極めて暴力的なやり方だ」

 こう怒りを露わにしたのは、出展者の1人で造形作家の中垣克久氏。企画展の中止は正しかったのか、それとも表現の自由として展示は続けるべきだったのか。7日放送のAbemaTV『AbemaPrime』に中垣氏が出演し、その是非について議論した。

■「多様性が欠落した日本人の最も悪いところ」

 もともと様々な理由で展示されなかったり、撤去されたりした作品を集めた今回の企画展。中止に対して、抗議や再開を求めるネット署名が広がるなど様々な議論が行われているが、出展した当の作家の声が聞こえてこなかったのも事実だ。

 少女像の作者の1人、キム・ソギョン氏は「少女像は今回、反日の象徴ではなく平和の象徴として展示会に参加した。私たちもまた、日本の全ての方が少女像に対してただ悪い感情を持っていたのではなく、少女像に対する正しい情報がなくて誤解をされていたのだという考えを持った。一度は(展示場に)来て、見ていただけたらと思う。少女像について『不愉快だ』という感想がどこから始まっているのかと、少女像を直接見てからご意見をしていただけたらと思う」と話す。

 今回、中垣氏が出展したのは、「時代の肖像―絶滅危惧種idiot JAPONICA円墳-」という作品。ドーム状の外壁の上に日本の国旗があり、憲法9条尊重、靖国神社参拝批判のメッセージ、特攻隊の寄せ書きなどが貼られ、ドームの中にはアメリカの国旗が置かれている。以前の展示では政治的なメッセージ性が強いという理由で撤去されたが、今回は「idiot JAPONICA円墳」、直訳すると「馬鹿な日本人の墓」というタイトルが独り歩きする形で、批判的な声が多くあがった。飾られた国旗は、中垣氏の義理の父が出征に備えて準備していたものだという。

 作品を出展した経緯について、中垣氏は次のように説明する。

 「最初、表現の不自由展実行委員会から私のところに(作品を)出してくれと。ただし、普通には出さない。隠して出す。そう言われた時に、『それはおかしいんじゃないか。堂々と出したらどうか』と言ったら、『中に慰安婦の像がある。これは今出したら問題だから』と言われた」

 この“隠す”が意味するのは、作品の展示内容を事前に開示しないこと。中垣氏はこれに怒りを覚えたといい、「ちょっと作家を馬鹿にしてんじゃないの。俺たち芸術家だよと。自分で作ったものをそういう風に出したこともないし、尊厳はないのかということを言った。そうしたら、『慰安婦の像で問題になるだろうから』と。炎上することを最初から分かってやったのかなと、後からそういう気がした」と明かした。

 「炎上すると想定できるのなら、もっと前もって言って、これを置くことによっていろいろな問題が出てきますよと。『それを置いてみんなで問題提起をしあおうよ』という形に持っていけば良いじゃないか」と、中垣氏は津田氏に電話かけたというが、「我々出品者の名前・情報が事前に出ていない。こういうことはあり得ないぞと言ったら、『必ず後で出す』と。それがこんなに紛糾して、結局こういう形になってしまった」と悔しさを滲ませる。

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最終更新:8/9(金) 19:45
AbemaTIMES

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