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“七夕の里”で願いを届けるスカイランタン 8月16日に初開催! ~ふるさとWish小郡市~

8/9(金) 12:00配信

九州朝日放送

毎週月曜~金曜の夕方に放送されているKBCのニュース番組「シリタカ!」。この番組で人気のコーナー「ふるさとのチカラ」では、課題を乗り越えようと奮闘している福岡県民を紹介しています。2019年8月7日(水)放送の同コーナーでは、「七夕の里」として知られる福岡県小郡市で活躍する一人の女性にスポットを当てました。

「今あるもの」に目を向け企画したスカイランタン

タイで毎年秋に開催されている「コムローイ祭り」。ランタンを一斉に夜空へ飛ばす幻想的な光景を見るために、世界中から人が集まる人気のお祭りです。この祭りに着想を得た企画を立案したのが、小郡市地域おこし協力隊の宮本 亜里沙さん。「夜空に光がいっぱいあったら、天の川のように見えるかな」と語る宮本さんが企画したのが、「七夕スカイランタン」。旧暦の七夕前夜(8月6日)にランタンを小郡市の夜空で一斉に飛ばそうという企画です。

なぜ、小郡市で空のイベントなのか。その理由を宮本さんが教えてくれました。「小郡市は近くに山がないんです。その分、180度空が見られる。空が広いんです」。飛ばすランタンには火を使わず風船とLEDライトを仕込み、20mほどの糸を取り付け、イベント後は回収できるよう工夫されています。ランタンは300個を用意。1つ1500円で販売し、イベントへの参加を募りました。

東京都内に住んでいた宮本さんですが、たまたま出会った小郡市の職員に勧められ、2018年「地域おこし協力隊」として小郡市に移住しました。今回の七夕イベントを企画したのは、地元の人の話がきっかけだったといいます。「“小郡にはなにもない。どうしたらいいのか”と思っている方が多いと知って。それなら、今あるもの…つまり、“七夕の里 小郡”という市のキャッチフレーズになっている部分に目を向けてみてはと思って」と当時のことを振り返ります。

「七夕の里」を彩る18万枚の短冊ロード

なぜ小郡市は「七夕の里」といわれているのか。それは、小郡市を南北に貫く宝満川を挟み、織姫を祀る「七夕神社」と彦星を祀る「老松宮」が鎮座しているからです。

七夕シーズンになると、七夕神社には毎年全国から50万枚もの短冊が奉納されます。旧暦の七夕である8月7日には古くから地域の氏子たちが夏祭りを開き、寄せられた短冊を境内に飾り付けるのが習わしです。しかし例年、数が多すぎて全ては飾り切れないといいます。

そこで、地元で守られるお祭りを一緒に盛り上げたいという想いから、宮本さんは例年飾り切れないという短冊を飾るための新たな企画を提案しました。七夕神社からすぐ近くの七夕ランタン会場までの道を、18万枚の短冊で飾る「短冊ロード」を作るというものでした。

しかし、なかなか思い通りには進みません。準備をするために短冊を神社から持ち出したい宮本さんでしたが、一度奉納された短冊を通常は持ち出すことはできません。七夕神社 氏子総代の松尾 房雄さんと企画実現に向けて、どこまで可能か話し合います。「(紐を通すための)穴だけ開けて戻ってきてもいいですか?」と宮本さんが提案すると、「そうしないとしょうがないね」と松尾さんもOKを出してくれ、一歩前進。「短冊を飾り付けることも大きな目標。宮本さんの協力で、何とか取り組んでいこうとしていただいた」と松尾さん。宮本さんへの感謝の気持ちを話してくれました。

地域の方と良好な関係を築いていることが、企画実現に向けた重要なポイントように感じられますが、その陰では彼女自身の努力もありました。「地域の中に入り込んでいくとき私はよそ者なので、まずは皆さんとの関係を築くことから始めて。だから2年目にしてやっと、形になりそうな企画に着手できた」と宮本さんは語ります。

企画運営から短冊づくりまで、ひたむきに頑張る宮本さんに、地域の方も協力してくれました。イベントの6日前から短冊ロードの準備に、のべ130人がボランティアとして参加してくれ、無事に目標の18万枚を超える短冊の準備を終えることができたのです。

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最終更新:8/9(金) 20:40
九州朝日放送

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