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東海道新幹線、自由席という選択肢

8/9(金) 14:17配信

鉄道コム

 令和最初の夏休み期間に入り、いよいよお盆の時期になりました。新幹線での帰省、旅行にあたっては、事前申込などを使ってより確実に席を押さえるといった例やヒントを先月ご紹介しましたが、今回は指定席がとれなかった場合の次の選択肢、自由席についての話です。

東海道新幹線の自由席

 自由席は、席に座れる保証がない一方、当日有効な自由席特急券があればどの列車でも乗車可能なので、その自由度が高さが利点と言えます。座席指定料金がかからない分、指定席と比べて安く済むのもメリットです。
 東海道新幹線では、「こだま」「ひかり」「のぞみ」のそれぞれに自由席があります。東京~新大阪間の利用に限れば、こだまが約4時間に対し、のぞみは約2時間半と1時間半の差なので、所要時間を重視しないのであれば、どの列車の自由席でも可。こだまに関しては、自由席は16両中おおむね10両設定されているので、順番待ちをしなくても席を確保できる確率は高くなっています。のぞみの場合は、16両中1~3号車の3両が自由席車両です。本数は多くとも、席数が限られているため、競争率が高いのが実情です。確実に席を押さえる場合は、一定時間待機する必要も出てきます。途中駅からの乗車の場合(下りでの品川駅、新横浜駅、上りでの京都駅)はさらに厳しく、並んでいても着席できる確率はかなり低くなります。品川駅や京都駅からの乗車が便利な場合でも、着席確率を上げることを優先するなら、始発駅に向かった方がいいということになります。

のぞみの自由席は?

 速達性重視で、のぞみの自由席を押さえるのであれば、始発駅からの乗車がおすすめです。下りであれば主に東京駅、上りであれば主に新大阪駅ということになります。ただし、同じのぞみでも発車するホーム、番線が異なるため、ある程度列車のめどをつけたうえで、その発車番線の1~3号車のいずれかで順番を待ちます。
 自由席の数は号車によって異なりますが、乗車口が1両につき2か所あることから、1つの乗車口での人数が車両定員の半分程度のところで並べればどこかしらに座れる可能性があります。逆に、それを超えるようなら次ののぞみを待つ方がいいでしょう。定員は、1号車が65人、2号車が100人、3号車が85人です。3両中、最も席数の多い2号車では、50人が着席できるか否かの分かれ目になります。
 折り返しで始発になる列車の場合、乗客がひととおり降りると、清掃などが入り、乗車できるまでに一定の時間を要します。発着頻度が高い東海道新幹線では、乗車から発車までの時間が限られているため、自由席の空き状況を確認しているとその途中で発車してしまう事態も起こり得ます。並んでいる時にボーダーラインだった場合は、早めに見切りをつけることも必要です。
 競争率は、行先によっても変わります。下りで新大阪駅に行くのであれば、新大阪以西(岡山行き、広島行きなど)の列車ではなく、新大阪止まりののぞみの方がベター。並ぶ人数が限られるため、着席チャンスも増えるでしょう。
 新横浜駅、京都駅など、始発駅からの乗車が難しい場合で、所要時間もある程度重視するなら、ひかりを使うのも手です。ひかりの一部列車は、途中でのぞみに抜かれないものもあります。時刻表をチェックして、上手に利用するといいでしょう。
 東海道新幹線の自由席は、乗車券のほかに自由席特急券が必要です。お盆の時期は、駅の窓口でも切符を買い求める利用者が集中し、順番待ちの列が長くなります。当日の新幹線の自由席特急券であれば、区間によっては、近距離きっぷの自動券売機でも発売されています。新幹線の改札付近には、専用の券売機もあります。窓口ではなく券売機を活用することで、自由席の列により早く並ぶことができ、目的地までの所要時間もその分短縮できます。

最終更新:8/9(金) 14:17
鉄道コム

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