ここから本文です

昭和天皇と英霊を貶め、慰安婦像を展示する…「あいちトリエンナーレ」本当の“戦犯” 有本香の以読制毒

8/10(土) 16:56配信

夕刊フジ

 【有本香の以読制毒】

 先週、愛知県で開幕した国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」がとんでもない事態となっている。筆者も月曜に急遽(きゅうきょ)、名古屋市へ飛び、河村たかし市長に面会してきた。

 簡単に経緯を整理すると、8月1日にオープンした「あいちトリエンナーレ」は、3年に1度、愛知県と名古屋市などの自治体が中心となって開催される現代美術の祭典だ。今回で3度目となる。

 過去2回は美術専門家の監督によって大過なく終了したが、今回はどういう経緯か、美術監督にジャーナリストの津田大介氏を迎える異色の体制で臨むこととなった。

 その津田氏肝いりの企画展「表現の不自由展・その後」の内容が開幕直後に「大炎上」し、わずか3日で展示中止となったのだ。

 筆者は一足遅く、件の企画展を見ることはできなかった。そこで、実際に展示を見て、実行主体の愛知県に物申した河村市長の感想を紹介したい。

 「そりゃもうビックリこいたわね! あんなもん、ダメに決まっとる。税金使って、名古屋市と愛知県が主催しているとみえるイベントで、まるで慰安婦について韓国側の主張を正しいと認めて政治宣伝するような展示をして、いいわけがない」

 そもそも、あの慰安婦像を「芸術だ」とする知見とはどういうものか。筆者は、ツイッターで津田監督に尋ねたが、いまのところ回答はない。

 一方、実行委員会にも諮らず、独断で企画展中止を決めた愛知県の大村秀章知事は、河村市長や、同じくこの展示を問題視している大阪市の松井一郎市長、吉村洋文府知事らの発言を「憲法21条が定める『検閲の禁止』にあたる恐れがあり、表現の自由を害するもの」と批判した。

 筆者含め、この発言に納得がいかない国民は多い。河村氏は言う。

 「表現の自由は、相互承認あってのものだ。芸術ならどこで何をやってもいいわけではなく、公共の福祉に反するものはアカンとされる。その観点から、日本の公共イベントで、天皇陛下のお顔を焼くなんて展示が自由に許されるわけがない」

 多くの国民が河村市長と同じ感覚を抱くはずだが、不思議とマスメディアの扱いはそうではない。

 特に、朝日新聞と系列のテレビなどは、大村知事を大擁護し、河村市長をたたいて「表現の自由を守れ!」と大騒ぎしている。

 この件はまだ取材途中だが、騒動の根っこが少し見えてきた。問題の企画展には、トリエンナーレ全体の実行委員会と別に、実行委員会がある。今般の中止に対し、「法的措置も辞さない」構えだと報じられた、その実行委員会のメンバーを見て、なるほどと合点がいった。

 過激な反天皇活動にも名を連ねる人物や、NHKで2001年に放送されて大騒動に発展した「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」に関する番組の元プロデューサーの名前がある。4年後には、朝日新聞がこの番組について「安倍晋三氏と中川昭一氏が政治介入した」と報じ、安倍、中川両氏が事実誤認として、朝日新聞に訂正と謝罪を求める事態となった、いわくつきの番組だ。

 企画展を見たある人は「反日左翼のプロパガンダ展」と感想を語った。このような展示を許した大村知事の見解をただしたい。

 ■有本香(ありもと・かおり) ジャーナリスト。1962年、奈良市生まれ。東京外国語大学卒業。旅行雑誌の編集長や企業広報を経て独立。国際関係や、日本の政治をテーマに取材・執筆活動を行う。著書・共著に『中国の「日本買収」計画』(ワック)、『リベラルの中国認識が日本を滅ぼす』(産経新聞出版)、『「小池劇場」の真実』(幻冬舎文庫)、『「日本国紀」の副読本 学校が教えない日本史』(産経新聞出版)など多数。

最終更新:8/10(土) 16:56
夕刊フジ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事