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【ロレックス(ROLEX)】通信 No.005|ご存じでした?約30万円だった 5桁GMTマスターII(前編)

8/10(土) 18:10配信

ウオッチライフニュース

ベゼルの配色に3タイプがラインナップしていたGMTマスターの第4世代

 前回のロレックス通信 No.004では、今年のマイナーチェンジによって生産終了となってしまったGMTマスターIIの黒青ツートン(Ref.116710LN)と黒の単色(Ref.116710BLNR)の乱高下ぶりについて書かせていただいたが、今回は同じく旧GMTマスターIIで、さらにひとつ前の型番となる、5桁数字のRef.16710に注目してみたいと思う。

 まずはこの旧型のRef.16710が新品で流通していた当時の状況について触れておきたい。

 この型番が登場したのは1988年のこと、1955年の誕生から第4世代目として、3100系ムーヴメント(現在もエクスプローラーIやサブマリーナデイトに使われている)が搭載された。そして、この型番からもともとあったベゼルの青赤ツートンタイプに加えて黒赤ツートン、黒の単色と、ベゼルの色違いで3種類が展開されるようになったのである。2007年に外装面のフルモデルチンジが実施され、それによって2006年で生産終了を迎えるまで、実に約18年間も生産が続けられた。

 筆者が総編集長を務める高級腕時計の専門雑誌「POWER Watch(パワーウオッチ)」が創刊したのが2001年の11月。その創刊号に掲載されているRef.16710の新品実勢価格は、当時の国内定価57万7500円に対してツートンベゼルが31万円台、黒の単色ベゼルが約33万円だった。現在の実勢価格からするととんでもない安さだったことがおわかりいただけるだろう。

 なぜこのような低い実勢価格だったのか。答えは単純で、小誌が創刊した2000年代初期のGMTマスターIIは、まったくもって人気がなかったからである。

 当時ロレックスのスポーツモデルに対して日本のユーザーは、どちらかというと質実さを求める傾向にあった。そのため青と赤の2色を採用したタイプは、シンボルカラーといえども派手に感じたのだろう、不人気だったのだ。

 ちなみに同時期に人気だった次の3モデルの実勢価格はどうかというと、デイトナが約116万円(定価80万8500円)、エクスプローラー Iは約41万円(定価43万8900円)、そしてサブマリーナデイトは約39万円(定価51万2400円)。つまり、GMTマスターIIは、価格、機能と下位にあたるエクスプローラー I やサブマリーナデイトよりも安かったのだ。それほど需要がなく売れなかったということになる。

 加えてもうひとつ、同じRef.16710のなかでも黒の単色ベゼルに人気が集中、そのためツートンベゼルは黒の単色よりも安く買えた。

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最終更新:8/10(土) 18:10
ウオッチライフニュース

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