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首都を災害リスク少ない「吉備高原」へ 岡山・吉備中央町がフォーラム

8/10(土) 22:37配信

山陽新聞デジタル

 首都移転を考えるフォーラム(岡山県吉備中央町主催)が10日、同町吉川のきびプラザで開かれた。岡山、広島県に広がる吉備高原が安定した地盤を持ち、地震や台風などの災害リスクが少ないことを踏まえ、有識者が人口や経済の東京一極集中の是正を呼び掛けた。

 玉野市出身で災害をテーマにした小説「首都崩壊」などの著者高嶋哲夫さん(70)=神戸市=は基調講演で、今後30年以内に南海トラフ巨大地震や首都直下地震が高い確率で起こるとの政府予測を紹介。人やモノ、資本の集まる東京が被災すれば経済損失は100兆~200兆円規模に上るとし「災害の影響は日本だけに収まらない。世界恐慌の引き金となり、大惨事を招く」と強調した。

 被害の抑制に向けて安全な土地への首都移転を提案。移転条件として、災害が少なく交通の便が良い立地を挙げ「吉備中央町は空港に近く、首都機能を移転するだけの十分な土地もある」と適地であることを説明した。

 内閣府地方創生推進事務局の木村敬前企画官、地質学研究者らでつくるNPO法人・地球年代学ネットワーク(岡山市)の板谷徹丸理事長ら4人によるパネル討論もあった。

 県内外の380人が聴講した。

最終更新:8/11(日) 2:09
山陽新聞デジタル

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