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最新規格「Wi-Fi 6」って何がすごい?

8/11(日) 20:00配信

&GP

従来のWi-Fiが「5」だったので、新規格は「6」に

──そもそも、先ほどからお話に出てくる「Wi-Fi 6」なんですが…。「Wi-Fi」自体はかなり普及してきたとはいえ、急に「6」になった!という印象なんですけども(汗)。

向山:そうですよね(笑)。「Wi-Fi 6」は今年から導入されるWi-Fiの新規格なんですが、これによって現行の最新規格である「802.11ac」は「Wi-Fi 5」、「802.11n」は「Wi-Fi 4」と、さかのぼってナンバリングされているんですよ。だから「突然6が出てきた」と思われるのも無理はないと思います。

──安心しました(笑)。その「Wi-Fi 6」は、これまでのWi-Fiと比べてどういう特徴があるものなんでしょうか?

向山:「Wi-Fi 6」には3つの大きな特徴があります。まず1つは超高速なネット接続環境を実現するということ。2つめは、複数のデバイスで同時に通信できるということ。そして3つめが、デバイスのバッテリーが長持ちするということです。

──いいことずくめですね! ではひとつずつ、具体的に説明していただけますか?

向山:はい、まず“超高速接続”について、旧来のWi-Fiである「Wi-Fi 5」になりますが……は、規格上は最大6.9Gbpsだったところ、「Wi-Fi 6」では最大9.6Gbpsになっています。ですので弊社としては、規格上1.4倍の速度になっているとご案内しています。

幸田:現在、Amazonでルーター部門のランキング1位を取っている商品は、ac1200という規格なんですが、Wi-Fi 5のスピードだと866Mbpsという速さなんです。それに比べて、弊社で一番速いRAX200だと9.6Gbpsになるので、計算上は11.1倍の速さが出ることになります。

──11.1倍! それはすごいですね!

前田:「Wi-Fi 6」のエントリーモデルであるRAX40であっても、計算上では先ほどの1位機種の2.8倍ほど出ます。「Wi-Fi 6」用の新しい技術がたくさん詰め込まれていることが、このスピードを実現できた背景にあります。

──続いて、“複数のデバイスを同時に接続できる”というお話でしたね。

向山:これも「Wi-Fi 6」用の新しいテクノロジーで、携帯電話などの4Gに使われているOFDMAという多重化技術をWi-Fiに導入したものなんですね。あともう一つ、最終的には、上り(アップロード)の方にMU-MIMO(ムーマイモ)が対応されていくと思います。

──すみません、ムー……何でしょう?

向山:「ムーマイモ」ですね。「MIMO(マイモ)」というのは送受信の両方で複数のアンテナを使用し、通信品質を上げる技術のことです(「multiple-input and multiple-output」の略)。これをさらに進めた「マルチユーザーMIMO」、略して「MU-MIMO」です。これによって、たくさんの人がたくさんのデバイスで、同時にインプット・アウトプットできるわけです。

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最終更新:8/11(日) 20:00
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