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東京五輪・パラ観戦催事市町村に補助 福島県方針

8/12(月) 9:27配信

福島民報

 県は二〇二〇年東京五輪・パラリンピック期間中、大型画面による観戦イベントを開催する市町村に補助金を支出する方針を固めた。現時点で十四市町村が競技中継や特設舞台での催し物などを組み合わせた「コミュニティライブサイト」、競技中継のみのパブリックビューイング(PV)の開催に意欲を持っている。県民が大会の感動を共有できる環境を県内全域に広げるとともに、地域活性化や国際交流の推進につなげる。

 コミュニティライブサイトは地方自治体が実施主体となる観戦イベントで、大型画面を活用した競技中継、特設舞台での芸能発表やコンサート、五輪・パラリンピック種目の競技体験、飲食販売などを企画できる。

 東京都や競技会場のある自治体が大会組織委員会と共催する「ライブサイト」よりも小さい規模で開催できる利点がある。希望する市町村は今月末までに実施申込書、九月中に計画書を大会組織委に提出し、承認を受ける必要がある。PVは来年四月以降、大会組織委に実施申請する。

 県は全県的な盛り上げや大会を契機とした復興の加速化、地域活性化につなげようと補助制度を設ける。各市町村に呼び掛け、観戦イベントの運営費や準備費など必要経費の一部を支出する。

 今年度は一般会計当初予算に計上した東京2020大会ふくしま開催準備等事業費から充てる。補助割合などの詳細は今後詰める。現時点で観戦イベントを検討している市町村は【表】の通り。

 県営あづま球場が五輪の野球・ソフトボール競技会場となる福島市はコミュニティライブサイトとPVの両方を開催する意向だ。会場や開催日は調整中だが、あづま球場での試合日を想定している。チケットを手に入れられなかった県民にも五輪の感動と興奮を味わえる場を設ける。

 ネパールの「ホストタウン」としてマラソンチームの事前合宿を受け入れている田村市はコミュニティライブサイトの開催を計画する。ネパール選手の応援やこれまでの交流の様子を紹介する展示などを通じ、市民の理解を深める考えだ。タイのボクシングチームの事前合宿を誘致した会津若松市はPVの開催を検討している。

 「復興ありがとうホストタウン」として英国と交流する本宮市はコミュニティライブサイトかPVのいずれかを開催したい考え。英国選手の応援イベントを計画中で、大会レガシー(遺産)として国際交流を深める。

 ホストタウン以外にも機運醸成や地域活性化につなげようと意欲的な自治体も出ている。国見町は五輪、パラリンピック両方の期間にコミュニティライブサイト開催を計画中で、観光客らに町の魅力を発信する。

 五輪聖火リレーの出発地となるJヴィレッジ(楢葉・広野町)のある楢葉町はPVでの大会盛り上げを検討している。

最終更新:8/12(月) 9:27
福島民報

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