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コメの食味向上へ田んぼに海水散布 新潟の農園の栽培法が注目

8/12(月) 20:01配信

日本食糧新聞

いしざか農園(新潟県南魚沼市新田)は、2016年に初出展した「フードメッセinにいがた」で首都圏の百貨店バイヤーと出会ったのを機に、新たなコメ栽培への取組みが注目されるようになった。その取組みとは、田んぼに日本海の海水を散布すること。コメの食味を向上させる農法で、さまざまな賞を獲得している。

同農園の石坂光司氏は、少量しか生産できず価格が高くなるが「南魚沼産『しおざわコシヒカリ』の味にはかえられない」と言う。

いしざか農園の田んぼは湧水に恵まれている一方で、砂地で水持ちが悪く窒素量も少なかった。土壌改良にミネラル鉱物と完熟堆肥を使用。追肥に魚肉タンパク、胚芽タンパク由来の有機質100%肥料を活用している。

秋には刈り取り後の籾殻を土壌に混ぜ、刈り取り前の仕上げに日本海でくみ上げた海水を希釈し散布する。

2017年には第4回すし米コンテスト国際大会「品質ランク賞」受賞、2018年には米・食味分析鑑定コンクール国際大会でBEST FARMER賞を受賞した。

石坂氏は「父の“米づくりは土づくり”」という言葉を常に意識し、家族で年間約25トンを生産。生産増には作業場や農機具格納などのスペース確保も課題だが、若い世代に「カッコイイ!農業は伸びていく仕事なんだ」と思われる活動をしていきたいと語る。

日本食糧新聞社

最終更新:8/12(月) 20:01
日本食糧新聞

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