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「嫁の務め」求める義理の姉、気が重い夫の実家 帰省して役割演じる「嫁女優」、昔と変わらず今も

8/15(木) 7:02配信

withnews

■連載「#父親のモヤモヤ」

夫の実家への帰省は憂鬱(ゆううつ)。そんな妻の本音が、SNS上にはあふれています。お盆の帰省シーズン。そうした声に耳を傾けました。(朝日新聞記者・高橋健次郎)

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「嫁の務め」求める義理の姉

「『嫁だから』『女だから』。そういう固定観念がある人と付き合わなければならない帰省は気が重いです」

関東に住む主婦の40代女性は、取材に対し、そう答えてくれました。年1回程度、娘を連れて夫の実家に帰省するのが憂鬱だと言います。

気持ちがふさぐのは、義理の姉と顔を合わせることになるかもしれないからです。義理の姉も結婚し、2人の子どもがいます。

5年ほど前に帰省した時のことです。夫の実家があるエリアには、めったに会えない友人がおり、女性は義理の両親に断った上で会ってきました。

ところが、帰宅した女性に対し、待ち構えていた義理の姉は「嫁が客気分とは何事だ。嫁が夫の実家に来て、自分の用事で出かけるなんてありえない」と怒りをぶつけてきたと言うのです。

この時だけではありません。台所に立つ。洗濯をする。集まった子どもたちの相手をする。義理の姉との会話では、言葉の端々にそうした「嫁の務め」が出てきます。女性も率先して動いてはいますが、いつも矛先を向けられます。帰省後も、こうした義姉の事を思い出すだけで動悸がしたり、食欲が減退がしたりするそうです。

「積極的に帰りたいとは思わない」

一方、義理の姉は、弟である夫には何も言いません。まったく手伝わないにもかかわらず、です。自宅で夫は、食後に食器の山があっても、リビングで寝転がり、スマホのゲームをしています。

女性はあきらめの気持ちがあって、帰省時に何か言う気もおきません。「家事は私がするものと思っているようです。夫が自分の実家で動くことを期待する方がつらいです」

「積極的に帰りたいとは思わない。でも、義理の両親も70代。夫も『あと何回会えるか』と思っているでしょう。そういう思いもくんで、なんとか出かけるのです」

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最終更新:8/15(木) 7:48
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