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巨人・大竹はブルペンのオアシス!? 「非常に愛されキャラ」と原監督 18年目で100勝99敗

8/13(火) 16:56配信

夕刊フジ

 通算99勝99敗としていた巨人・大竹寛投手(36)が、12日の古巣広島戦(マツダ)で中継ぎ登板。昨季限りでクビも覚悟した18年目のベテランが、泥臭く100勝目をつかんだ。

 互いに点を取り合い、最終9回も1点差まで迫られた総力戦に巨人は8投手を投入。記録員の裁量で決まる勝ち投手には5番手の大竹が選ばれ、原監督は「今日は一番光った。まさにそうだと思う」と大きくうなずいた。本人は「もったいないです」と謙遜したが、1点差の6回2死満塁のピンチに登板して抑え、7回も3者凡退の好投。宮本投手総合コーチも「寛ちゃんに勝たせてもらった」と最敬礼した。

 97勝99敗で今季に臨み無傷の3連勝。しかも入団から12年間在籍した古巣の本拠地で節目を迎え、ヒーローインタビューまで受けた。「18年目でやっと勝てた。今まで携わってくれたすべての人に感謝したい」。2014年にFAで巨人移籍も、昨季わずか1勝で戦力外の対象になったが、昨秋復帰した原監督の鶴の一声で延命。一度は死んだ身の強さ、経験と制球力を買われ、ここぞの火消し役を任された。

 「自分のスタイルや力が変わっても、1軍で投げるチャンスがあるのが大事」。新たな持ち場で100勝目。同時に99敗も刻んできた右腕は「こんなトントンの投手って探しているのかな。胸を張って100勝したと言ったら恥ずかしいくらいの成績なんですけど」と照れくさそうに話した。

 当然ながら、チームが勝たない限り勝ち投手は生まれない。15年連続Bクラスに沈んでいた広島とともに歩み、積み重ねた74勝にも大きな価値がある。「負けて勝って、負けて勝って。そいうピッチャーです。反省を生かしてやってきたし、やっていきます、これからも」。残酷な勝負の世界で格好いい姿も、そうでない姿も見せてきたベテランだから出せる、味わい深いコメントだ。

 原監督に「非常に愛されキャラ」、宮本コーチに「ブルペンのムードメーカー。癒やしのオアシス大竹」と称される人柄らしく、試合後は記念のウイニングボールが行方知れずというオチもついた。(笹森倫)

最終更新:8/13(火) 16:56
夕刊フジ

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