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出先でも電子書籍を快適に読める“6型超え”大画面スマホ4選

8/13(火) 11:00配信

Impress Watch

 最近はスマートフォンの普及にともなって、電子書籍の閲覧のために専用端末やタブレットを用いず、スマートフォンで済ませる人も増えている。誰しもが電子書籍のヘビーユーザーばかりではないわけで、日々持ち歩いているスマートフォンで、電子書籍の閲覧までひっくるめて行ないたいと考えるのは当然だ。スマートフォンならばネット接続機能が確実に備わっているため、外出先でもすぐにストアを開いて購入/ダウンロードできる利点もある。

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 とくにここ1~2年は、6型クラスの大画面高解像度モデルも増え、ページサイズが小さいハンデは払拭されはじめている。またアプリの側も、縦長スマートフォンに合わせて最適化されたマンガアプリが多数登場するなど、閲覧環境が歩み寄ってきているのも見逃せない。今後もこの傾向は、より加速していくだろう。

 今回は、筆者連載の「山口真弘の電子書籍タッチアンドトライ」でこれまで紹介したスマートフォンのうち、電子書籍の閲覧にとくに適した製品を、2019年上半期の時点におけるオススメ製品として紹介する。なお今回はSIMロックフリーモデルを対象としており、キャリア販売のみのモデルは除外しているので、ご了承いただきたい。

□参考記事・【大型タブレット編】雑誌購読にも最適! コミックを見開きで読むのに適した“大型タブレット5選”(8月5日掲載)
・【小型タブレット編】コミックもテキストもイケる、可搬性に優れた小型タブレット3選+読書端末2選(8月8日掲載)
■電子書籍用途に適したスマートフォン、選ぶ上でのポイントとは

 スマートフォンは専用端末などと違って、電子書籍のためだけに購入することは考えにくい。それでも、なるべく電子書籍が使いやすいことを製品選定の時点で条件に含めておくのであれば、ポイントはいくつかある。その1つは画面の横幅だ。

 最近のスマートフォンは、アスペクト比2:1よりも細長い、極端にスリムな製品も多い。電子書籍をそこに表示しようとすると、横幅に合わせてページ全体が縮小されるため、ページの表示サイズは事実上、スマートフォンとしての画面サイズではなく、横幅で決まってしまう。少しでも横幅が広い製品を選ぶことが、快適な表示への第一歩だ。

 解像度については、多くの製品が300ppiの大台をクリアしているはずで、それほど大きな問題にはならないだろう。一方で、最近のスマートフォンはベゼルの幅を極力せまくし、前面のほとんどが画面という製品もめずらしくないが、電子書籍用途ではあまりにベゼルが薄いと、持ち方によっては意図せずページをめくってしまうなどの問題が起こりやすい。こと電子書籍用途に関しては、従来のホームボタンなどを備えたモデルのほうが使いやすいだろう。

 あとは重量。少しでも軽いほうが、長時間片手で持てて快適な読書が楽しめるわけだが、6型サイズともなると、なかには200gを超える製品もめずらしくない。なるべく200g以下の製品を選んでおいたほうが、使い勝手を考える上ではよいだろう。

 またエントリー向けのスマートフォンに見られる、Wi-Fiが5GHz帯に対応しない製品は、コンテンツのダウンロードやサムネイルの読み込みに時間がかかる場合があるので、いかに価格重視と言えど、なるべく避けたほうが賢明だ。

■6型以上の大画面スマホ4製品を紹介

 ここで紹介する製品は下表のとおりだ。

■Google Pixel 3a XL
・製品情報 : Google Pixel 3a XL
・レビュー記事 : Googleの6型スマホ「Pixel 3a XL」で電子書籍を試す
・発売日 : 2019年5月
・価格 : 60,000円~(8月8日現在)
□オススメポイント

 GoogleのPixel 3a XLは、6型クラスのスマートフォンのなかでも、スペックおよび価格のバランスに優れた一品だ。筐体の軽さや価格など、1つの特徴にだけフォーカスするならばほかの選択肢もあるが、本製品は突出したマイナスがなく、またカメラ機能やFeliCa対応などの機能もそろっており、完成度はひときわ高い。防水防塵機能がないのが唯一気になるくらいだ。

 電子書籍用途にフォーカスしても、解像度は400ppiと十分、重量も167gと軽量であるため片手でも長時間保持しやすい。また音量調整ボタンが本体側面の下寄りに配置されており、ページめくりの操作も行ないやすいのも利点だ。OSアップデートおよびセキュリティアップデートが最低3年間保証されている点も、ほかの端末に比べると有利と言えるだろう。

□Apple iPhone XS Max
・製品情報 : Apple iPhone XS Max
・レビュー記事 : Apple「iPhone XS Max」で電子書籍を試す
・発売日 : 2018年9月
・価格 : 124,800円~(8月8日現在)
□オススメポイント

 iPhoneのなかから電子書籍向けにどれかをチョイスするならば、画面サイズが6.5型と大きいiPhone XS Maxが、候補の筆頭に上がる。価格優先ならば6.1型のiPhone XRという選択肢もあるが、ベゼルレスデザインゆえ横幅の広いiPhone XS Maxが、電子書籍用途で頭一つ抜きん出ていることは変わらない。解像度も458ppiと十分だ。

 一方でネックとなるのは、10万円オーバーという価格に加え、重量が208gと、このクラスの製品としてはかなり重いことだ。面積比でスマートフォンの2倍以上あるiPad miniとの重量差が100gを切っていることからも、かなりのヘビー級であることがわかる。性能の高さは疑いようはないが、長時間の片手持ちは、ある程度疲れることは覚悟したほうがよいだろう。

□シャープ AQUOS zero(SH-M10)
・製品情報 : シャープ AQUOS zero(SH-M10)
・レビュー記事 : 「AQUOS zero」は電書に理想な“6型以上150g以下”の大型軽量スマホ
・発売日 : 2019年4月 ※SIMロックフリーモデル
・価格 : ※事業者により異なる
□オススメポイント

 本体の軽さだけにフォーカスするのであれば、ほかの6型クラスの製品を圧倒するのが、シャープのAQUOS zeroだ。画面サイズは6.2型でありながら、本体重量はわずか146gと、5型クラスのスマートフォン並みの軽さを誇る。長時間手に持った場合の疲れにくさは、200g前後の製品とはまるで別物だ。解像度は538ppiと十分で、顔認証と指紋認証の両方に対応するのも、電子書籍用途では重宝する。

 曲面加工による外光の映り込みやすさは保護シートなどで緩和するとして、ネックとなるのは音量ボタンが他製品に比べて側面の上寄りに配置されており、ページめくりボタンとしては使い勝手がいまいちなこと、またハイエンドモデルゆえの価格の高さだ。現在の実売価格は7~10万円がボリュームゾーンだが、MVNO事業者によっては音声SIMセットでさらに安価に販売されるケースもあるので、興味のある方はこまめにチェックすることをおすすめする。

□ASUS ZenFone Max Pro(M2)
・製品情報 : ASUS ZenFone Max Pro(M2)
・レビュー記事 : 実売3万円台で電書もイケる6.3型Androidスマホ「ASUS ZenFone Max Pro(M2)」
・発売日 : 2019年4月
・価格 : ※事業者により異なる
□オススメポイント

 6型クラスの大画面モデルのなかで、コストパフォーマンス重視で製品を選ぶ場合に筆頭に上がるのが、ASUS ZenFone Max Pro(M2)だ。6.3型の大画面を搭載しながら、実売価格はなんと3万円台と、10万円前後のハイエンドモデルを圧倒するコストパフォーマンスだ。解像度も400ppiと及第点をクリアするほか、顔認証と指紋認証の両方が利用でき、さらにメモリカードによる容量拡張に対応するのも、電子書籍用途では利点となる。

 ただしOSはAndroid 9ではなくAndroid 8.1であるほか、端子もUSB Type-Cではなく従来のMicro USBだったりと、フォームファクタが古い印象は否めない。Wi-Fiも5GHz帯に非対応であるため、電子書籍用途では、コンテンツのダウンロード速度などで不利になりがちだ。最先端の性能および機能を求めず、電子書籍用途を中心になるべく予算をかけずに製品を選ぶならば、候補となりうるだろう。

PC Watch,山口 真弘

最終更新:8/13(火) 11:00
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