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“漫画”に“コンニャク” SNSでいいねを集める“オオサンショウウオ”の魅力とは?

8/13(火) 6:30配信

オリコン

 「道に落ちていたオオサンショウウオ」の画像がSNSで30万近いいいねを集めた、かと思えば、広島県湯来市の高校生が作ったというオオサンショウウオの形をしたコンニャクが大人気に。オオサンショウウオといえば、特別天然記念物で、なんとなく生々しい見た目というイメージだが、どうしてこんなに注目されているのだろうか? オオサンショウウオのイラストを描いている漫画家のモコさんに、その魅力を聞いてみた。

【マンガ&イラスト】SNSをざわつかせる“オオサンショウウオ”の癒しイラスト他、3コマ漫画集

■オオサンショウウオの魅力は“ギャップ萌え”「たくましさと共存する愛嬌」

――プロフィールをお願いします。
【モコ】茶畑広がる埼玉県在住のモコと申します! ツイッター(@moco_2)にて、手のひらサイズの『オオサンショウウオのまんが』を毎日更新しています。

――いつからオオサンショウウオの漫画を描いていますか?
【モコ】2018年の2月14日にアップした「もしもオオサンショウウオがお座りできたら。」というイラストが、オオサンショウウオのまんがの始まりです。ぴったりバレンタインなので、記念日が覚えやすくて助かっています。

――どうしてオオサンショウウオを描こうと思ったのでしょうか? オオサンショウウオに焦点を当てた理由を教えてください。
【モコ】「かわいい生き物を描きたい!」と思いいろんな動物を描いてみたところ、オオサンショウウオが一番しっくりきたので題材に選びました。どっしりとした体に、ぷにぷにの手足、つぶらな瞳…かわいらしい要素がたくさんあってキャラクター化しやすかったです。

――個人で飼育することはできないと思いますが、どのように漫画をネタを拾っているのでしょうか?
【モコ】机の上の小物類や、お店の陳列棚などを見て、ここにオオサンショウウオさんがいたらどうするかな~と考えながらネタを出しています。食べ物ネタは私自身が最近食べたもの、食べたいものなど。見てくださっている方のコメントを参考にさせていただくこともあります。ありがたいです!

――最近、オオサンショウウオのコンニャクが話題になったり、落ちていたオオサンショウウオが保護されたツイートが30万いいねを獲得するなど、なにかと注目を集めていますが、注目を集める理由は何だと思いますか?
【モコ】私もツイッターで知りました。オオサンショウウオは人気者ですね! ただかわいいだけじゃなくて、名前と見た目のインパクトが注目を浴びる理由だと思います。

――モコさんのイラストのようにデフォルメすると癒しキャラになりますが、グロテスクな見た目を揶揄されることも多いかと思います。モコさんの思う、オオサンショウウオの魅力はどんなものですか?
【モコ】世界最大の両生類、特別天然記念物…厳しい自然の中をのっしのっしと生き抜く姿にはたくましさを感じます。でもよく見てみると丸っこい指先や、つぶらな瞳に愛嬌があって、そのギャップが魅力だと思います。水族館で実際に観察すると、水面に鼻先を出して息継ぎしたり、オオサンショウウオ同士で重なり合ってしまったり…と、かわいらしいしぐさがたくさん見られるのでおすすめです!


■アナログな画材へのこだわり「あたたかみのある素材がオオサンショウウオに合う」

――漫画の“オオサンショウウオさん”の表情はほとんどかわりませんが、感情が見えてくるような描写がたくさんあります。描く上で、どのような部分にこだわっていますか?
【モコ】はっきりと感情を描いてしまうのではなく、小さなオオサンショウウオさんの気持ちを、見てくださっている方にじんわりと感じ取ってもらえたら嬉しいなと思っています。

――SNSでの公開だけでなく書籍化もされていますが、読者の反応はどんなものが多いでしょうか? また、少数派でも構いませんので、おもしろいと思ったリプライや意見があったら教えてください。
【モコ】小さなオオサンショウウオさんを心配したり、見守るような反応を多くいただいています。「気を付けて!」とか「よかったね!」など、あたたかいコメントがとても嬉しいです。中には「自分の身近な誰かに似てる!」「私も同じことをしたことがある!」などオオサンショウウオさんの行動に共感していただくコメントもあって、あるあるネタとしても楽しんでいただけてるのかも…!と驚きました。毎日のようにリプライくださる方、顔文字がとてもかわいらしい方…にぎやかなリプライ欄をいつも楽しみにしています。

――モコさんのお気に入りの話は?
【モコ】流しそうめんのお話です。流しそうめんと一緒にオオサンショウウオが流れてくるというものなのですが、無表情ながらも躍動感ある姿が気に入っています。オオサンショウウオは水の中で暮らす生き物なので、涼し気な題材の多い夏はぴったりだと思っています。
他には「喫茶サラマンダー」という架空の喫茶店のメニューをイメージしたイラストシリーズもお気に入りです。

――読者から反響が大きかった話は?
【モコ】オオサンショウウオと他の生き物が触れ合っているお話は特に反響があるように感じています。水槽の中の友だち熱帯魚のコリドラス、にぎやかなダンゴウオたち、最近ですとカメ、カエル、カタツムリなど…これからもいろいろな生き物との出会いを描いてあげたいです。単行本での書き下ろし『オオサンショウウオ、海に行く。』でも新しい出会いがたくさんあって、楽しんでいただけたように感じました。

――漫画出版のきっかけはどんなものでしたか?
【モコ】漫画を見ていただいた出版社の方に直接お声がけいただいたのがきっかけです。漫画出版は初めての経験でわからないことだらけでしたが、親身になって企画を進めてくださいました。

――モコさんは、もともとはどんな漫画を描いていましたか?
【モコ】青年漫画が好きで、学生ものや、妖怪が出てくる漫画などを描いていました。江戸時代を舞台にしたホラーチックな漫画なども。

――紙質にこだわりを感じるのですが、アナログで書いているのでしょうか?
【モコ】オオサンショウウオのまんがはすべてアナログで描いています。画材はスケッチブック、鉛筆、ミリペンです。あたたかみのある素材がオオサンショウウオさんの雰囲気にあいそうだなと思いました。

――今後の展望などあれば、教えていただければと思います。
【モコ】毎日の更新の中で、変わらずオオサンショウウオさんの出会いを描き続けたいです。その中で新しい企画も考えられたらいいなと思っています。

最終更新:8/15(木) 9:25
オリコン

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