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3世代が集まる焼肉ダイニング「ワンカルビ」、“業績不振による閉店ゼロ”の秘訣は「原点回帰」と「食べ放題」/ワン・ダイニング

8/13(火) 14:10配信

食品産業新聞社ニュースWEB

〈2006年のオープン以来、業績不振による閉店はゼロ〉

“2時間の幸せを”をテーマに焼肉テーブルオーダーバイキング「ワンカルビ」を運営するのは、ワン・ダイニング(大阪市西区)だ。2006年の大阪での1号店オープン以来、同業態は業績不振で閉店した店舗は1店舗もなく、既存店売上高も100%を達成し続けている。

高橋淳社長は、「成功の秘訣はチルド肉を店内で手切りする『原点回帰』と、接客を重視した『食べ放題』の2つの独自価値だ」と強調する。50歳代以上に割安感のある価格に設定したことも功を奏しており、3世代が支持する焼肉食べ放題として確固たる地位を確立している。

〈ワン・ダイニング 高橋淳社長に聞く〉

――「ワンカルビ」の創業経緯と店舗概要を

精肉の小売業であるダイリキとして創業した当社は、小売だけでなくもう一つの事業の柱を確立することによって安定的な成長を目指そうと1993年に焼肉店で飲食事業に進出した。2008年に会社を分割し、1&Dホールディングスのもと、小売事業のダイリキと飲食事業のワン・ダイニングの2社を経営している。

2001年、2003年にBSEが発生し、その当時あった焼肉店32店舗のうち3分の2が赤字店舗となった。立て直しを図るため様々な業態改革を行ったが、なかなかうまくいかず、最終手段として着手したのが、『原点回帰』と『食べ放題』だった。

原点回帰とは、チルド肉の店内での手切りだ。客単価2500円の居酒屋感覚と急速出店を実現するために、それまで肉の加工は提携先にアウトソーシングしていたが、ダイリキで培ってきた店内カットの技術を焼肉店にも導入することが当社の独自価値につながると考え、店内加工に向け人材育成を強化した。

また「これで失敗したら店舗を閉めよう」と、飲食店を運営していく上で最終兵器とも言える食べ放題にも着手した。単に安さを売りにするのではなく、注文した商品をテーブルまで届けるお客様との接点が生まれる接客を強化したテーブルオーダーバイキングとして開発し、独自価値につなげた。

原点回帰と食べ放題が功を奏し、「ワンカルビ」はオープン以来、業績不振による閉店は1店舗もない。関西、九州と出店し、昨年4月には関東に初進出した。店舗数は124店舗で全て直営店舗だ。

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最終更新:8/13(火) 14:10
食品産業新聞社ニュースWEB

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