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特詐被害31件、9358万円 岩手県警上半期

8/13(火) 9:50配信

岩手日日新聞社

 県警は、2019年上半期(1~6月)の特殊詐欺被害認知状況をまとめた。認知件数は31件(前年同期比18件増)、被害額は9358万円(同4004万円増)と大幅に増加。電話口でキャッシュカードを準備させ、家を訪問し別のカードとすり替えて盗む悪質な事案も発生していることから、県警はこうした手口も特殊詐欺被害に含め、不審電話などに注意するよう呼び掛けている。

 被害のうち、振り込め詐欺は21件(同10件増)と増加。内訳はオレオレ詐欺11件(同8件増)、架空請求詐欺8件(同1件増)、融資保証金詐欺2件(同1件増)といずれも前年同期を上回った。架空請求詐欺は、有料サイトの未納料金請求名目による電子マネー被害が依然として目立っているほか、現金送付型の被害も発生している。

 振り込め詐欺以外では、ギャンブル必勝法情報が2件(同1件増)発生。このほか、警察官や銀行員を装って電話をかけ被害者に接触し、隙を見てキャッシュカードを窃取する手口が8件(同7件増)と急増した。具体的には改元に便乗し、銀行員などを装い「令和になったのでキャッシュカードを変更する必要がある」などとうそをつき、カードを封筒に入れさせた後に別の封筒とすり替えるケースがあった。

 被害額を見ると、ギャンブル必勝法情報詐欺が3763万円(同3559万円増)で全体の約4割を占めた。架空請求詐欺は2493万円(同2023万円増)、カード窃盗が1917万円(同1842万円増)、オレオレ詐欺が621万円(同3629万円減)と続く。地域別では盛岡市と北上市で各6件、奥州市で5件が発生。3市で全体の半数以上を占めた。

 県警は被害の未然防止に向け▽高齢者を中心とした注意喚起▽金融機関と連携した水際対策▽留守番電話設定や迷惑電話防止機器の推奨―などを推進。吉田良夫生活安全部長は「家庭内で特殊詐欺の情報を共有し、互いに被害に遭わないように声掛けしてほしい」と呼び掛けている。

最終更新:8/13(火) 9:50
岩手日日新聞社

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