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非鉄製錬8社・4~6月期、全社が最終減益(1社赤字に)。非鉄価格下落、需要減速

8/13(火) 6:03配信

鉄鋼新聞

 非鉄製錬大手8社の19年4~6月期連結決算が先週までに出そろった。非鉄金属価格が低調に推移したことに加え、自動車関連需要や電子部品関連需要の減少などから8社中7社が減収、全社が最終減益(赤字転落1社含む)となった。一方、4~9月月期の最終損益予想(公表6社)では、3社が下方修正し、全6社が減益を見込む。

 三菱マテリアルは自動車や半導体関連の需要減に加え、銅価下落や国内のセメント需要の減少などから減収となったが、海外出資鉱山からの受取配当金の増加などから経常増益。JX金属はチリの銅鉱山の生産が堅調だったが、銅価の下落影響や電材加工事業の減販などから減益。住友金属鉱山は銅やニッケル価格の下落、円高影響のほか、結晶材料の調整局面の長期化、粉体材料の販売減などで材料事業が減益となったため、大幅な減益。
 三井金属は非鉄金属価格の下落に加え、機能材料事業でキャリア付極薄銅箔や電子材料用金属粉などの主要製品が減販となったことなどから大幅な減益。DOWAホールディングスは亜鉛や銅などの非鉄金属価格の下落や自動車や電子部品・スマートフォン関連の需要が低調だったことから減益。古河機械金属は、機械事業が増益となったが、金属部門での銅価影響や電気銅生産量の減少などから減益。東邦亜鉛は亜鉛価格の下落に伴う在庫評価損の計上や非鉄スラグ製品で不適切な出荷があったことに対する費用計上、資源事業の期ずれ影響などから経常赤字に転じた。日鉄鉱業はチリ出資銅鉱山の増益があったが、石灰石の減販や探鉱費の増加などから減益。
 4~9月期の最終損益予想は、三菱マテリアル、住友金属鉱山、三井金属、東邦亜鉛の4社が下方修正した。三菱マテリアルは独禁法関連損失引当金繰入額を特別損失に計上したことなどから前回予想比で70億円下方修正。住友金属鉱山は非鉄金属価格が前回予想を下回る見通しとなったことなどから同比60億円の下方修正。三井金属は機能材料事業の主要製品の減販や、非鉄金属価格が想定を下回って推移していることなどから同比60億円の下方修正となった。

最終更新:8/13(火) 6:03
鉄鋼新聞

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