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大型台風10号が接近 福岡県内各地で“対策”急ぐ 暴風・高潮に厳重な警戒を 

8/14(水) 21:00配信

TNCテレビ西日本

テレビ西日本

大型の台風10号の接近を受けて、福岡県内各地では14日、雨、風に加え高潮に備えた事前の対策に追われました。

【記者】
「福岡県うきは市の果樹園です。
 こちらのナシ、次週には収穫を迎えるということで、このように周囲に防風ネットを張って台風に備えています」

柔らかい肉質に、強い甘みが特徴のナシ「豊水」。

8月20日から収穫される予定で、台風に備え、14日朝から木の周りに防風ネットを張る作業に追われました。

こちらの果樹園では、前週の台風8号でナシがコンテナ10杯分も落ちる被害が出たということです。

【果樹園の従業員】
「(落ちたら)もう廃棄ですかね、捨てるしかない。
 まだこれからどんどん収穫できるので、台風で落ちてしまうと収穫量が減るので残念」

一方、福岡県朝倉市ではー。

「14日午後2時過ぎです。屋形船が水面から引き上げられていきます」

原鶴温泉近くの筑後川では、夏の風物詩・鵜飼いに欠かせない屋形船が陸揚げされ、14日と15日の営業を中止することを決めました。

2日間で約180人の予約が入っていたということです。

【船頭 林 定本さん】
「(最近は)お客さんの状況はえらい調子がよくて、ちょうど盆を迎えて(船の)修理代くらい稼げるかなと、喜んでいる最中だった」

2017年の九州北部豪雨では、すべての屋形船12隻が被害を受け、うち5隻は廃棄せざるを得ませんでした。

このときは船の被害だけでなく、大量に流れ込んだ泥水の影響もあって、復旧には1年近くを要しました。

今回も台風の状況次第では川に泥水が流れ込んでしまう恐れがあり、今後の営業へのさらなる影響を心配しています。

【船頭 林 定本さん】
「東峰村とか朝倉の松末地区で雨が降ると、また赤水が流れてきますので(泥水が流れ込むと)川底が見えない。鮎が育たない」

一方、福岡県豊前市ではー。

【記者】
「こちらの漁港では、船が波で流されないよう、あちらに見えますコンクリートに、ロープで船をつなぐ対策がとられています」

【漁師 門崎 松市さん】
「イカリやらは流れるときがある。(波が)強かったら」

30隻以上の船が停泊する豊前市の宇島漁港。

2日ほど前から台風の影響で沖合の波が高く漁に出られなかったことから、早めに対策を済ませていたということです。

【漁師 門崎 松市さん】
「後ろのテントを出しとったけど畳んだ。台風の影響で破れてしまう」

台風前の最終点検に来たという漁師の門崎さん。

台風で海水がかき混ぜられることは、魚にとって住みよい環境になるといいますが、肝心の「船」への心配は尽きません…。

【漁師 門崎 松市さん】
「(台風の波で)底から混ぜられたほうが魚にはいいね。
 ただ対策しておかないと、船は心配になる…」

漁港のすぐそばにある、人気の直売所「うみてらす豊前」にも影響が…。

【うみてらす豊前 宇都宮 靖士 店長】
「16日までお盆休みになるが、その後も風と波の影響が残りそうで17日まで休業。
 ここは養殖の魚はないので、連休で遠方から来られる方も多いとは思うが、地元の魚だけでやっているので、申し訳ありませんがお休みさせていただく」

そして豊前海に面したこちらではー

【記者】
「北九州空港に向かう橋を渡っています、こちらの橋は平均風速が20メートルを超えると“閉鎖”されることになっていて、空港では対策が取られています」

【北九州エアターミナル 井上 裕 総務部長】
「こちらが防災備蓄品倉庫。
 水、非常食のカンパン、それから毛布などを用意している。
 今回台風10号の接近にあたって、中身や量について確認をした」

2006年の開港以来、空港への唯一のルートとなる橋が閉鎖されたのはこれまでに4回あり、残された利用者などのために、約500人分の水や非常食を備蓄しています。

2018年9月、台風21号で深刻な浸水被害を受けた関西空港と同じ“海上空港”の北九州空港。

滑走路は、関西空港より高く海面から8メートルにあり、さらに1メートルほどの護岸で、高波などへの対策を取っています。

空港の担当者は、不測の事態に備えて14日は数人が近くのホテルに泊まり、未明から対応にあたるといいます。

【北九州エアターミナル 井上 裕 総務部長】
「空港は非常に重要な場所。
 利用客の安全確保を第一に、避難誘導などできるようスムーズに対応したい」

福岡県に最も近づくのは15日昼前とみられる台風10号。

各地で厳重な警戒が必要です。

テレビ西日本

最終更新:8/15(木) 13:49
TNCテレビ西日本

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